gmail 複数アカウントは何個まで持てるか|上限と増やさない選択

Gmailの複数アカウントは何個まで持てるのか、という問いへの答えは、Googleが作れるアカウントの数の上限を公開していない、です。 Googleのヘルプにも、1人あたり何個までという数字は載っていません。 その一方で、1つのアカウントに付けられるメールアドレスの数や、保存容量、使わずに放っておける期間には、Googleがはっきり数字を出しています。 この記事では、2026年10月18日時点でGoogleのヘルプに書かれている数字を確かめたうえで、アカウントを増やす方法、増やさずに済ませる方法、そして増えたアカウントを1台のMacで行き来する方法を順に扱います。

アカウントの数と、受け取れるアドレスの数は別の話

最初に整理しておきたいのは、「アカウント」と「メールアドレス」は同じではない、という点です。 Googleアカウントは、Gmail、Googleドライブ、YouTube、Google Playなどをまとめて使うための入口です。 Googleのヘルプは、GmailアカウントとGoogleアカウントは別個のもので、GmailはGoogleアカウントで使えるサービスの1つだと説明しています。 実際、Googleアカウントは、Gmail以外の既存のメールアドレスを使って作ることもできます。

これに対してメールアドレスは、1つのアカウントに後から付け足せます。 仕事用と個人用で受信箱を分けたいだけなら、アカウントを増やさなくても、1つのGmailの中で差出人のアドレスを切り替える方法があります。 「何個まで作れるか」と調べている人の多くは、実は「何個の宛先を使い分けたいか」を決めかねている状態です。 アカウントを増やすと、パスワード、2段階認証、再設定用の電話番号を、その数だけ管理することになります。 増やす前に、アドレスで足りるのか、アカウントそのものを分ける必要があるのかを見分けておくと、後の手間が大きく変わります。

Googleが数字で決めている4つの上限

アカウントの数そのものには公開された上限がありませんが、次の4つにはGoogleのヘルプに数字があります。

項目 上限・条件 出典
差出人として使えるアドレス 最大99個 別のアドレスやエイリアスからメールを送信する
他のアカウントから読み込めるアドレス 1つのGmailに5つまで パソコンで別のメール アカウントを追加する
保存容量 1アカウントあたり最大15GB(Gmail・ドライブ・フォトで共有) Google のストレージの動作について
使わずに置いておける期間 2年を超えると削除の対象 無効な Google アカウントに関するポリシー

差出人のアドレスについて、Gmailのヘルプには次のように書かれています。

ヒント: 最大 99 個の異なるメールアドレスを使用してメールを送信できます。 出典: support.google.com

使わずに置いておける期間は、無効な Google アカウントに関するポリシーで決まっています。 2年の期間内に使われていない個人のGoogleアカウントは無効とみなされ、Googleはそのアカウントとデータを削除できるとされています。 しかも、1台のデバイスに複数のアカウントを設定している場合でも、2年以内にそれぞれのアカウントを使う必要があると明記されています。 アカウントを作るだけ作って放っておくと、ある日まとめて消える可能性がある、ということです。

保存容量は、Google のストレージの動作についてにあるとおり、1アカウントあたり最大15GBで、Gmail、Googleドライブ、Googleフォトで分け合います。 容量が足りないからアカウントを増やす、という使い方は、管理するアカウントが増えるぶん、後で探す手間も増えます。

新しいGmailアカウントを作る手順

アカウントを分ける必要があると判断した場合の作り方です。 Googleのヘルプ「Google アカウントの作成」の手順を、画面の名前どおりに並べます。

  • Googleアカウントのログインページに移動する
  • [アカウントを作成]をクリックする
  • プルダウンから用途として「個人」「子ども」「企業」のいずれかを選ぶ
  • 表示されたGmailアドレスの候補から選ぶか、独自のアドレスを作るかを決める
  • 生年月日と性別を入力する
  • パスワードを入力して確認し、[次へ]をクリックする
  • 必要に応じてアカウントの電話番号を追加して確認し、[次へ]をクリックする

ヘルプでは電話番号の追加は「省略可」とされていますが、作成の途中で電話番号での確認を求められることがあります。 同じ電話番号で何個までアカウントを作れるかという数字は、Googleのヘルプには載っていません。 数を前提に計画を立てるのではなく、必要な分だけ作るほうが確実です。

作ったらすぐに、再設定用のメールアドレスと電話番号、2段階認証を設定しておきます。 アカウントが増えるほど、どれかのパスワードを忘れたときに戻せなくなる危険が増えるからです。

アカウントを増やさずに宛先を分ける方法

仕事と個人で差出人を分けたいだけなら、1つのGmailに別のアドレスを追加する方法があります。 Gmailのヘルプにある手順は次のとおりです。

  • パソコンでGmailを開き、右上の設定アイコンから[すべての設定を表示]をクリックする
  • [アカウントとインポート]タブまたは[アカウント]タブを開く
  • [名前]の欄で[他のメール アドレスを追加]をクリックする
  • 送信に使う名前とアドレスを入力し、[次のステップ]から[確認メールの送信]をクリックする
  • 追加したアドレスに届いた確認メールのリンクを開く

これで、メールを書くときに差出人のアドレスを選べるようになります。 ただし同じヘルプには、2027年1月から、@yahoo.com や @outlook.com のようなサードパーティのアドレスを差出人にして送る機能のサポートを終えるという注意があります。 Google Workspaceのエイリアスや、自分が持っている他のGmailアドレスには影響しないとされています。

もう1つ、よく誤解されるのがアドレスのピリオドです。 Gmail アドレスでのピリオドの扱いによると、個人のGmailではピリオドの数や位置が違っても同じアドレスとして扱われ、同じ受信トレイに届きます。 つまりピリオドを足しても、別のアカウントにも別の受信箱にもなりません。 職場や学校のドメインのGmailでは、ピリオドが入ると別のアドレスとして扱われる点も書き添えられています。

他のアカウントのメールを1つのGmailに読み込む方法もありますが、ヘルプにはGmailifyとPOPのサポートに変更が加えられるという注意が出ています。 これから仕組みを組むなら、読み込みに頼るより、差出人の追加か、アカウントを分けたうえで同時にログインする方法を選ぶほうが長く使えます。

複数アカウントを持つ利点と注意点

アカウントを分ける利点は、データの境目がはっきりすることです。 仕事のGoogleドライブに私用の写真が混ざらない、取引先と共有したカレンダーに個人の予定が出ない、退職や契約終了のときにアカウントごと手放せる、といった点です。 容量も、アカウントごとに最大15GBずつあります。

注意点は、管理の手間と、思わぬ設定の引き継ぎです。 Googleの複数のアカウントに同時にログインするのヘルプには、設定はアカウントごとにできるものの、デフォルトのアカウントの設定が適用される場合があると書かれています。 たとえば2つのアカウントにログインした状態で新しいウィンドウを開くと、Googleがどちらのアカウントを使うかを判断できず、「ウェブとアプリのアクティビティ」などでデフォルトのアカウントの設定を使うことがあります。 多くの場合、デフォルトのアカウントは最初にログインしたアカウントです。

さらに、前の節で触れた2年の期間があります。 年に数回しか使わないアカウントは、カレンダーに「ログインする日」を入れておくなど、意識して使う仕組みがないと削除の対象になりかねません。 アカウントの数は、管理し続けられる数に抑えるのが現実的です。

増えたアカウントを1台のMacで行き来する方法

アカウントが3つ、4つと増えると、次に困るのは切り替えです。 選び方は、同時に開いておく必要があるかどうかで決まります。

Googleの複数ログイン

ブラウザでGoogleにログインし、右上のプロフィール画像から[アカウントの追加]を選ぶと、ログアウトせずにアカウントを切り替えられます。 設定は不要で、Gmailだけで済む人にはこれで足ります。 前の節のとおり、デフォルトのアカウントの設定が使われる場面がある点だけは知っておきます。

ブラウザのプロファイル

Chromeのプロファイルを分けると、ブックマーク、履歴、ログイン状態がプロファイルごとに分かれます。 仕事と個人を窓ごと分けたい人に向いています。 その代わり、受信箱を見に行くたびに窓を探すことになります。

アプリ集約ブラウザ

Gmailだけでなく、SlackやNotionも複数のアカウントで使う人には、Webアプリを1つずつ登録してアプリごとにログイン状態を分けるアプリ集約ブラウザという道具があります。 macOS向けのある製品のワークスペースの説明では、アプリごとに独立したCookieの入れ物を持つため、Gmailを3つ同時にログインしたままにできるとされています。 登録済みのGmailを右クリックして「別アカウントとして追加(セッションを分ける)」を選ぶと、「Gmail 2」のような名前で別のアプリが加わり、そこで2つ目のアカウントにログインする手順です。 料金のページでは、無料版はワークスペース1つ、アプリ3つまでで、この多重ログインはProの機能とされています。 Proは月額980円(年額8,800円、買い切り19,800円)で、14日間は登録もクレジットカードも要らずに試せます。 同じ種類の製品との違いはRamboxとの比較などのページで確かめられます。

どの方法を選ぶにしても、まず決めるのは「何個のアカウントを、どれだけ同時に開いておきたいか」です。 アドレスを分けたいだけなら1つのGmailで足り、データの境目が要るならアカウントを分け、行き来が多いなら開き方を見直す、という順に考えると、アカウントを増やしすぎずに済みます。

よくある質問

Gmailのアカウントは1人で何個まで作れますか?

Googleは、1人が作れるアカウントの数の上限を公開していません。 ただし作成の途中で電話番号の確認を求められることがあり、同じ電話番号で何個まで作れるかも公開されていません。 アカウントごとに2年以内の利用が必要になるため、管理し続けられる数だけ作るのが現実的です。

1つのGmailで使えるメールアドレスは何個までですか?

Gmailのヘルプによると、差出人として使えるアドレスは最大99個です。 他のメールアカウントからメールを読み込む場合は、1つのGmailに5つまで追加できます。 なお2027年1月から、@yahoo.com などのサードパーティのアドレスを差出人にして送る機能はサポートが終わる予定です。

使っていないGmailアカウントは消えますか?

個人のGoogleアカウントは、2年の期間内に使われていないと無効とみなされ、データとともに削除される可能性があります。 メールを読む、Googleドライブを使う、Googleで検索するといった操作が利用に含まれます。 削除の前には、そのアカウントと再設定用のアドレスに通知が届くとされています。

アドレスにピリオドを入れると別のアカウントになりますか?

なりません。 個人のGmailでは、ピリオドの数や位置が違っても同じアドレスとして扱われ、同じ受信トレイに届きます。 別の受信箱が必要なら、新しいアカウントを作るか、差出人のアドレスを追加する方法を使います。

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