ブックマーク整理の方法|Chrome・Safariの手順とフォルダの切り方
ブックマークの整理は、次の4段階で進めると途中で崩れません。最初にすべてを書き出して控えを取り、次にフォルダを用途で切り、名前と順番を整え、最後に毎日開くサービスをブックマークから外します。ブックマークバーに並んだリンクが増えて目的のページが探せないとき、多くの人はいきなりフォルダを作り始めますが、それだと削除の失敗を取り返せず、分け方も途中でぶれます。この記事では、ChromeとSafariの実際のメニュー名どおりに手順を書き、そのうえで、整理したあとに再び散らからないための線の引き方を説明します。
整理を始める前に、書き出して控えを取る
最初の作業は、片付けではなく控えを取ることです。Chromeのヘルプには、ブックマークを削除すると元に戻せないと明記されています。数百件のブックマークをまとめて動かす作業では、必要なものを誤って消すことが起こります。控えがあれば、間違えても取り込み直せます。
Chromeでの書き出しは、Googleのブックマークと設定をインポートするヘルプにある手順で行います。
- Chromeの右上のその他アイコンを押し、「ブックマークとリスト」から「ブックマーク マネージャ」を選ぶ
- 上部のその他アイコンから「ブックマークをエクスポート」を選ぶ
- HTMLファイルとして保存される。日付を付けたファイル名にしておくと、あとで見分けやすい
取り込み直すときは、ブックマーク マネージャの「管理」から「HTML ファイルからブックマークをインポート」を選びます。すでにブックマークがある状態で取り込むと、ブックマーク バーの最後にある「その他のブックマーク」フォルダに追加されるので、元の場所に戻すには手で移動します。
Chromeでフォルダを作り、並べ替える手順
控えが取れたら、フォルダを作ります。Googleのブックマークを作成、表示、編集するヘルプに沿うと、操作は次のとおりです。
フォルダを作る
- 「ブックマークとリスト」から「ブックマーク マネージャー」を開き、右上のその他アイコンから「新しいフォルダを追加」を選ぶ
- ブックマーク バーを表示しているなら、バーの上で右クリックして「フォルダを追加」を選んでもよい
並べ替える
- ブックマーク マネージャーの右上のその他アイコンから「名前順」を選ぶと、名前の順に並ぶ
- 「すべてのブックマークを表示する」で開くサイドのパネルでは、管理アイコンから「新しい順」「古い順」「最後に開いた日付」「昇順」「降順」を選べる
整理でいちばん役に立つのは、最後に開いた日付の順です。この順で並べると、何年も開いていないリンクが下にまとまります。それらは整理する対象ではなく、削除するかどうかを決める対象です。控えを取ってあるので、迷ったものは消して構いません。
移動と一括編集
- ブックマーク マネージャーの中で、ブックマークを上下にドラッグして動かせる
- サイドのパネルでは、編集アイコンから複数のブックマークを選んでまとめて編集できる
整理が終わったあとに目的のリンクを探すときは、アドレスバーに「@bookmarks」と入力してTabキーかSpaceキーを押すと、ブックマークだけを対象に検索できます。フォルダを深く掘るより早く見つかることが多いので、整理の目標を「探さずに済む」ではなく「検索で見つかる」に置くと、フォルダの数を増やしすぎずに済みます。
Safariで整理するときの手順
Macの標準ブラウザのSafariでも、考え方は同じです。AppleのSafariのブックマークのヘルプによると、管理はサイドバーで行います。
- Safariのサイドバーで「ブックマーク」を押す。サイドバーが出ていないときはツールバーのボタンで表示する
- Controlキーを押しながらブックマークかフォルダをクリックすると、名称の変更、URLの編集、コピー、削除、フォルダの作成、別のフォルダへの移動を選べる
- メニューの「ブックマーク」から「ブックマークを編集」を選んでも、同じ管理の画面になる
ブックマークを追加するときに「このページの追加先」でフォルダを選べるので、整理したあとは追加の時点で正しいフォルダに入れる習慣にすると、散らかりにくくなります。iCloudでSafariを同期していれば、整理の結果はほかのMacやiPhoneにも反映されます。
フォルダの切り方で、整理が続くかが決まる
上位の記事が共通して扱っているのは、フォルダの分け方です。実際に整理を続けている人の記録にも、特別なことをしているわけではないという感想が残っています。
以上がおんたまが実践しているブックマークの整理術となります。改めて記事にすると当たり前のことをしているだけのようにも感じるのですが、これだけでもサイト閲覧が大分しやすくなり作業効率にも貢献していると感じています。 出典: ontamablog.net
当たり前のことを続けるには、迷わずに置き場所が決まる分け方が要ります。おすすめは、サイトの種類ではなく、使う仕事で分ける方法です。
- 「ニュース」「ツール」「参考」のような種類で分けると、1つのリンクがどこに入るか毎回迷う
- 「経理」「採用」「顧客A」のように仕事で分けると、その仕事を始めるときに開くフォルダが1つに決まる
- フォルダの階層は2段までに抑える。3段目を作りたくなったら、そのフォルダは検索で探すほうが早い
- どこにも入らないリンクのために「あとで読む」を1つだけ作り、月に1回空にする
整理した状態を保つための、月1回の点検
一度きれいにしたブックマークも、半年もすれば元に戻ります。追加するときにフォルダを選ばず、とりあえずバーの末尾に置くからです。散らかる前に気づくには、点検の手順を決めておくのが確実です。
- 月の初めに「あとで読む」フォルダを開き、読んだものは削除し、残すものは仕事のフォルダへ移す
- ブックマーク バーの末尾に、フォルダに入っていないリンクが増えていないかを見る。あれば、その場で行き先を決める
- 最後に開いた日付の順に並べ、半年以上開いていないリンクを削除の候補にする
- 仕事が終わった顧客や案件のフォルダは、丸ごと「終わった仕事」にまとめて移す。削除せずに残しておくと、問い合わせが来たときに探せる
点検の前にも書き出しをしておくと、削除の判断が軽くなります。HTMLファイルは数百件でも小さいので、月ごとに保存しておいても場所を取りません。
同じページが複数のフォルダに重複して入っていることもよくあります。アドレスバーで「@bookmarks」と入力し、サイト名で検索すると、同じリンクが何か所にあるかがすぐに分かります。どちらか一方だけを残せば、次に探すときに迷いません。
毎日開くサービスは、ブックマークで持たない
ブックマークの整理が何度やっても崩れる人には、共通点があります。GmailやSlack、Notion、カレンダーのような、毎日何度も開くサービスをブックマークバーの先頭に並べていることです。これらは「いつか見返すページ」ではなく、1日中開きっぱなしにしておく道具です。ブックマークから開くたびにタブが増え、閉じ忘れたタブが積み上がり、整理したはずのバーとタブの列がまた読めなくなります。
役割で分けると、次のように整理できます。
| 持ち方 | 向いているもの | 例 |
|---|---|---|
| ブックマーク | ときどき見返すページ | 社内規程、マニュアル、取引先の資料 |
| 固定タブ | 1日中開いておくが、アカウントは1つ | カレンダー、勤怠 |
| アプリとして分けて持つ | 毎日使い、アカウントが複数ある | 会社用と個人用のGmail、2つのSlack |
Chromeでは、タブを右クリックして「固定」を選ぶとアイコンだけの小さなタブになり、右クリックの「タブをグループに追加」でタブグループにもまとめられます。ただし、1つのプロファイルの中では、同じサービスに入れるアカウントは1つです。会社用と個人用のGmailを同時に開いておくには、プロファイルを分けて窓を2つにするしかなく、ブックマークもプロファイルごとに別々に管理することになります。整理の手間が倍になるのは、このためです。
アプリごとに分けて持つという選択肢
毎日使うサービスをブックマークから外したあとの置き場所として、Webアプリをまとめて持つアプリ集約ブラウザという道具があります。当サイトが案内しているアプリ集約ブラウザでは、サービスを「アプリ」として左のサイドバーに並べ、アプリごとにログイン状態を別々に保存します。どう分けて使うかはワークスペースのページで画面とあわせて説明しています。
整理と関わりが深いのは、ブックマークの取り込みです。設定の「インポート」タブで、Chrome、Edge、Brave、Vivaldi、Arc、Opera、Safari、Firefoxの8つのブラウザからフォルダの構成ごと取り込めます。「インポート先」で、すべてのアプリで表示するか、特定のアプリだけで表示するかを選べるため、「顧客A」のフォルダを顧客Aの仕事のときだけ見えるようにする、といった分け方ができます。取り込んだ内容からよく使うサービスが「おすすめアプリ」として表示されるので、毎日開くサービスをそのままアプリに切り替えられます。取り込み元のブラウザには何も書き込まない仕組みです。取り込めるのはブックマークで、ログイン状態やパスワードは移らないため、各サービスには一度ログインし直します。
無料版はワークスペース1つ、アプリ3つまで、期間の制限はありません。ブックマークの取り込みは無料版でも使えます。同じサービスに複数のアカウントで入る機能はProの範囲で、金額は料金のページにあります。ほかに何ができるかはできることにまとまっています。
整理の順番としては、まず書き出して控えを取り、仕事ごとのフォルダに分け、最後に毎日開くサービスだけをブックマークの外に出します。最後の一歩を済ませると、ブックマークバーに残るのは見返すためのリンクだけになり、整理した状態が長く保てます。
よくある質問
ブックマークを整理する前に、やっておくべきことはありますか?
書き出して控えを取ることです。Chromeならブックマーク マネージャの上部のその他アイコンから「ブックマークをエクスポート」を選ぶと、HTMLファイルとして保存できます。Chromeのヘルプには削除したブックマークは元に戻せないと書かれているため、まとめて動かす前に控えを取っておくと、間違えても取り込み直せます。
使っていないブックマークを見つける方法はありますか?
Chromeで「すべてのブックマークを表示する」からサイドのパネルを開き、管理アイコンで「最後に開いた日付」の順に並べ替えます。長く開いていないリンクが下にまとまるので、残すか削除するかをまとめて判断できます。控えを取ってあれば、迷ったものは削除して構いません。
ブックマークのフォルダは、どう分けると迷いませんか?
サイトの種類ではなく、使う仕事で分けると迷いにくくなります。「経理」「採用」「顧客A」のように分ければ、その仕事を始めるときに開くフォルダが1つに決まります。階層は2段までに抑え、それ以上はアドレスバーに「@bookmarks」と入力して検索で探すほうが早く見つかります。
GmailやSlackもブックマークに入れて整理したほうがよいですか?
毎日何度も開くサービスは、ブックマークで持たないほうが整理が崩れません。ブックマークから開くたびにタブが増えるためです。アカウントが1つなら固定タブ、会社用と個人用のように複数あるなら、アプリごとにログイン状態を分けて持てるアプリ集約ブラウザに移すと、ブックマークには見返すためのリンクだけが残ります。