macの通知を消す|今出ている分と今後の分を分けて片づける
画面の右上に通知が積み上がり、閉じるボタンを何度も押してから作業に戻る。この動作が1日に何度も発生していて、「mac 通知 消す」で調べたものの、出てきた手順は通知センターを開いて消す話ばかりだった、という状態で止まっている人が多い。
この検索でたどり着きたい場所は、実は2つに分かれている。いま画面と通知センターに溜まっているものを片づける操作と、そもそも届かないようにする設定である。前者は消しても翌日また同じ数が積まれるので、片づけの速さを上げても手間は減らない。この記事では消す手順を先に示し、続けてアプリ単位とWebサイト単位で止める場所、通知そのものは残して黙らせる方法を、システム設定に出ている項目名のまま整理する。
溜まるのは片づけ方ではなく出方の設定が原因
通知を消す作業が毎日残るのは、消し方が遅いからではない。届く量と、届いたものが画面に残る長さが、設定で決まっているからである。macOSの通知には表示の作法が2種類あり、しばらくすると自動で消える「一時的」と、閉じるまで画面に残る「持続的」がある。後者になっているアプリが複数あると、席を外して戻った時点で右上に列ができる。
さらに、通知センターに残るかどうかも別のスイッチで決まる。デスクトップにバナーとして出す設定と、通知センターに一覧として残す設定と、ロック画面に出す設定は独立していて、組み合わせで選べる。つまり「バナーは出さないが通知センターには溜まる」状態も、その逆も作れる。消す作業がなくならない人の設定は、たいていこの組み合わせがそろって有効になっている。
そこで、この、うざい通知を消すことにしたのですが、どこをどうやってやれば良いのか、わからなかったので少し調べてみました。 出典: hoshimiru.com
出方を変えないまま消す速さだけを上げるやり方には限界がある。順番としては、今日の分を片づけたうえで、出方の設定に手を入れるのが早い。
今出ている通知を消す手順
通知センターを開くには、メニューバーの右上にある日付と時刻をクリックする。トラックパッドを使う場合は、2本指で右端から左に向かってスワイプしても開く。閉じるときはデスクトップの空いている場所をクリックするか、右に向かってスワイプする。
一覧が出たら、次の操作で片づけられる。
- 1件だけ消す。通知にポインタを置くと閉じるボタンが現れるので、それをクリックする
- 同じアプリの通知をまとめて消す。同じアプリの通知はスタックとして重なって表示される。一番上の通知の閉じるボタンにポインタを置くと「すべて消去」が出るので、それをクリックする
- 中身を確かめてから消す。重なったスタックの最前面をクリックすると全件が展開される。元に戻すときは「表示を減らす」をクリックする
その場で片づけるのが目的なら、通知に出ているボタンを使う手もある。カレンダーの通知なら「再通知」、メールの通知なら「返信」のように、アプリを開かずに処理できる項目が出る。アクションの横に矢印があるときは、そこを押すと選択肢が増える。
覚えておくと効くのは、通知の上のアプリ名の右側にある矢印である。ここを押すと、その場でそのアプリの通知を停止したりオフにしたり、通知設定を開いたりできる。1件の通知を消す動作から、そのアプリの今後の通知を止める設定まで、同じ場所からたどれる。
今後届かないようにする(アプリ単位)
片づけではなく元から止める場合は、システム設定を使う。アップルメニューからシステム設定を開き、サイドバーで「通知」をクリックする。項目が下にあるので、スクロールが必要な場合がある。
「アプリケーションの通知」の下で、アプリまたはウェブサイトをクリックしてから、「通知を許可」をオフにします。 「通知を許可」を再度オンにするまで、通知は届かなくなります。 出典: support.apple.com
全部を止めたくない場合は、同じ画面で細かく削れる。アプリを選ぶと次の項目が並ぶ。
| 項目 | 選べる内容 | 削りたいときの使い方 |
|---|---|---|
| 通知スタイル | デスクトップ、通知センター、ロック画面 | 画面には出さず通知センターだけに残す |
| 通知スタイル(残り方) | 一時的、持続的 | 「一時的」にすると自動で消える |
| アプリケーションアイコンにバッジを表示 | オン、オフ | 数字の丸が気になるならオフ |
| 通知音を鳴らす | オン、オフ | 音だけ止めて表示は残す |
| プレビューを表示 | 常に表示、ロックされていないときのみ、表示しない | 本文の中身を画面に出さない |
| 通知のグループ化 | 自動、アプリケーション別、オフ | まとめて消しやすくする |
「通知スタイル」を「通知センター」だけにして「一時的」を選ぶと、作業中に視界へ割り込まれず、あとから一覧で確認できる形になる。消す手間を減らしたいだけなら、この組み合わせが現実的な落としどころである。
画面の状態ごとに止めることもできる。「通知」設定の上の方には、ディスプレイがスリープ中のとき、画面がロックされているとき、ディスプレイをミラーリング中または共有中、の3つについて「通知オフ」と「通知を許可」を選ぶ欄がある。画面を共有して打ち合わせをする機会が多いなら、3つ目を通知オフにしておくと、共有中に通知が映り込む事故が止まる。
ブラウザで開いているサービスの通知を止める
GmailやSlackをブラウザのタブで使っている場合、通知を送っているのはブラウザである。そのため、システム設定の「アプリケーションの通知」にはWebサイトの名前が並ぶ。止め方はアプリと同じで、Webサイトをクリックして「通知を許可」をオフにする。
一覧そのものから消したい場合は、送信の許可を出している側で断る必要がある。Safariの場合は、Safariの設定を開いて「Webサイト」をクリックし、「通知」を選んで、対象のWebサイトの許可を取り消す。今後尋ねられること自体を止めたいなら、同じ画面の「通知の送信許可要求をWebサイトに許可」の選択を解除する。これで、通知を送ろうとするサイトを開いても確認は出なくなる。
Chromeの場合は設定の並びが違う。Chromeのヘルプでは、設定の「プライバシーとセキュリティ」から「サイトの設定」を開き、「通知」で既定の動作を選ぶ手順が案内されている。個別のサイトだけ止めるなら、そのサイトを開いてアドレス欄のサイト情報から通知を切り替えるのが早い。中間の選択肢として、許可を求めること自体は認めるがポップアップは出さない「静かな方法で通知する」も用意されている。
Chromeの側には、こちらが何もしなくても権限が消える動きがある。ヘルプには、煩わしい通知や誤解を招く通知を出すサイトは自動でブロックされる場合があること、許可した権限を定期的に確認するよう知らせが出ることが書かれている。「前は届いていたのに来なくなった」ときは、この自動ブロックに当たっている可能性がある。もう1つ、シークレットモードで開いているときは通知が表示されない。普段と違うウインドウで開いたまま作業していると、通知が止まって見える。
覚えておきたい前提が1つある。Webサイトからの通知は、そのサイトのタブやブラウザが前面にないときでも届く。「閉じているのに通知が来る」と感じる場合の多くはこれで、通知の出どころはタブではなく、許可を与えたサイトそのものである。
通知センターの下に並ぶウィジェットも片づける
通知センターを開くと、通知の下にカレンダーや天気、株価などのウィジェットが並ぶ。通知を消しても一覧が長いままなら、こちらが場所を取っている。
片づけ方は2つある。ウィジェットの大きさを変えるには、Controlキーを押しながらウィジェットをクリックして、出てきたメニューから別のサイズを選ぶ。不要なものを外すには、Optionキーを押したままウィジェットの上にポインタを移動し、現れる削除ボタンをクリックする。使っていないウィジェットを外すと、通知センターを開いたときに見るべきものだけが残るため、消す判断そのものが速くなる。
通知の中身を短くまとめて表示する「通知を要約」という項目も「通知」設定にある。プレビューの文章を要約して、重要な情報にさっと目を通せるようにするものだが、Apple Intelligenceを使う機能なので、言語や地域によっては使えない。使える環境かどうかは設定画面に項目が出るかどうかで判断できる。
あわせて覚えておきたいのが、消す判断を間違えないための2つの例外である。「通知」設定には「重大な通知を許可」と「即時通知を許可」という項目があり、前者は煙センサーやドアロックのような機器の通知、後者は早急な対応が必要な予定の通知に使われる。この2つは集中モードがオンでも表示される設計になっているため、静かにしたつもりで通知が出たときは、設定の失敗ではなくこちらに当たっている場合がある。
消さずに黙らせる(集中モード)
作業中の数時間だけ静かにしたいなら、消す操作ではなく集中モードを使う。メニューバーのコントロールセンターを開いて「集中モード」の欄をクリックし、「おやすみモード」か目的に合うものを選ぶ。1時間などの継続時間を選べるので、切り忘れて連絡を取りこぼす事故を避けられる。予定に合わせて「この予定が終了するまで」を選ぶこともできる。
もっと速い入口もある。Optionキーを押しながらメニューバーの日付と時刻をクリックすると、おやすみモードが切り替わる。キーボードのファンクションキー列に該当のキーがあるMacなら、そのキーでも切り替えられる。
止める範囲は細かく決められる。システム設定の「集中モード」では、集中モードを追加したうえで「通知される連絡先」と「通知されるアプリ」を指定できる。特定のアプリだけ許可する、特定の人だけ通知しない、といった形が選べて、集中モードは最大10個まで作れる。時刻、場所、特定のアプリを開いたとき、という3種類のきっかけで自動的に切り替えるスケジュールも設定できる。
大事な連絡が埋もれる不安については、「即時通知」を許可する項目が別に用意されている。集中モードがオンでも、早急な対応が必要な予定の通知は通す、という設計になっている。
消す作業が毎日残る構造を畳む
ここまでの設定は、通知の量と出方を絞る話である。多くの場合はこれで十分に静かになるが、それでも毎日消す作業が残る使い方が1つある。同じアプリの中で複数のサービスを開いている場合である。
ブラウザでGmailとSlackとNotionをタブで開いていると、macOSから見た通知の送り主はブラウザ1つになる。そのため、Dockのバッジは「どこかで何かが起きた」以上のことを伝えず、確かめるために毎回タブを見に行くことになる。通知を止めれば静かになるが、今度は必要な連絡に気づくのが遅れる。この行き詰まりは、通知設定の側では解けない。
分け方を変えるという別の道がある。Webアプリ1つずつに独立した窓と通知の身元を持たせると、バッジを見た瞬間にどのサービスかが分かるため、消す前に判断ができる。アプリごとに独立したワークスペースで何がどう変わるのかはワークスペースにまとまっている。通知の扱いを含む機能の範囲はできることで確かめられる。
毎日開いているサービスがその形で並ぶかどうかは、対応済みのサービスを列挙した使えるアプリで分かる。この種の道具は月額の有無と対応OSで性格が変わるので、条件を並べて比べたWaveboxとの比較や、費用の考え方を示した料金を先に読んでおくと判断が早い。導入前の前提や制限はよくある質問に整理されている。
進め方としては、まず今日の分を通知センターの「すべて消去」で片づけ、次に消す回数がいちばん多いアプリを1つだけ「一時的」と「通知センター」の組み合わせに変える。それで1週間過ごせば、残る手間が量の問題なのか、送り主が区別できない問題なのかが見分けられる。
よくある質問
Macの通知をまとめて消す操作はありますか?
同じアプリの通知はスタックとして重なるので、一番上の通知の閉じるボタンにポインタを置くと「すべて消去」が現れます。これでそのアプリの分をまとめて消せます。アプリをまたいだ全件を1回で消す操作は用意されていないため、アプリごとに繰り返す形になります。
通知を消しても翌日また溜まります。どこを直せばよいですか?
出方の設定です。システム設定の「通知」でアプリを選び、「通知スタイル」を「一時的」にすると自動で消えるようになり、「デスクトップ」を外して「通知センター」だけにすると作業中に割り込まれなくなります。届く量そのものを減らすなら「通知を許可」をオフにします。
Webサイトの通知が「通知」設定の一覧から消えません。
一覧から消すには、送信を許可した側で取り消す必要があります。Safariなら設定の「Webサイト」から「通知」を開いて許可を取り消し、今後尋ねられないようにするなら「通知の送信許可要求をWebサイトに許可」の選択を解除します。Chromeは設定の「サイトの設定」の「通知」で扱います。
一時的に静かにしたいだけのときは何を使いますか?
集中モードです。メニューバーのコントロールセンターから「おやすみモード」を選べば止まり、1時間などの継続時間も選べます。Optionキーを押しながら日付と時刻をクリックする方法でも切り替えられます。特定のアプリや相手だけ通すように、許可する範囲を先に決めておくこともできます。