macの通知音をオフにする|表示は残して音だけ止める手順

集中して書いている途中に通知音が鳴り、手が止まる。会議中に自分のMacだけが音を立てる。「mac 通知 音 オフ」で調べて出てくるのは音量を下げる話や通知を全部切る話が多く、必要なのは「音は止めたいが通知は見たい」という中間なのに、その手順にたどり着けないことがある。

macOSには、通知を表示したまま音だけを止めるスイッチがアプリごとに用意されている。追加の費用はかからず、設定の場所も1か所である。この記事では音だけを止める手順を先に示し、ブラウザで開いているサービスの扱い、会議の時間だけ黙らせる方法、音を消したあとに連絡を取りこぼさないための残し方を順に整理する。

止め方は4つあり、副作用が違う

音を止める方法は複数あり、どこまで一緒に止まるかが違う。先に違いを押さえておくと選び間違いがなくなる。

やり方 音 画面の表示 通知センターへの記録
「通知音を鳴らす」をオフ 止まる 出る 残る
「通知を許可」をオフ 止まる 出ない 残らない
集中モードをオン 止まる 出ない 残る
Macの音量を下げる 止まる 出る 残る

いちばん狭く効くのが1行目である。アプリ単位で音だけを切るため、表示も記録も残る。2行目はその通知自体を止めるので、あとから確認することもできなくなる。3行目は時間で区切る方法で、オンの間だけ静かになり、届いたものは通知センターに残る。

4行目には副作用がある。Macの音量そのものを下げれば通知音も鳴らなくなるが、打ち合わせの相手の声も、資料の動画も一緒に小さくなる。会議中の対策としては使いにくいため、通知だけを黙らせたいなら上の3つから選ぶのが筋である。

macOSの集中モードを使うと自動で通知音をオフにできます。仕事モードやお休みモードに登録しておくと、スイッチひとつでサウンドなしに切り替わります。 出典: mac.point-b.jp

恒久的に鳴らしたくないアプリは1行目、時間で区切りたいなら3行目、という使い分けが実務では扱いやすい。両方を組み合わせることもできる。

アプリ単位で音だけを切る手順

作業は1か所で終わる。アップルメニューからシステム設定を開き、サイドバーで「通知」をクリックする。項目が下にあるためスクロールが必要な場合がある。

「アプリケーションの通知」の一覧から対象のアプリをクリックすると、そのアプリの設定が開く。ここで「通知音を鳴らす」をオフにする。これだけで、画面右上のバナーは出たまま、音だけが止まる。

同じ画面に並ぶ項目も一度見ておくとよい。使えるものはアプリによって異なるが、代表的なものは次の通りである。

  • 通知を許可。オフにすると通知そのものが届かなくなり、下の項目は淡色表示になる
  • 通知スタイル。デスクトップ、通知センター、ロック画面から選ぶ
  • 一時的と持続的。「一時的」はしばらくすると消え、「持続的」は閉じるまで残る
  • アプリケーションアイコンにバッジを表示。Dockのアイコンに件数が出る
  • プレビューを表示。通知に本文の中身を出すかどうかを決める
  • 通知のグループ化。自動、アプリケーション別、オフから選ぶ

音を切るときに合わせて決めておきたいのが「通知スタイル」である。音を止めたうえで「デスクトップ」も外すと、通知センターを開くまで何も分からなくなる。音だけを切るつもりなら、バナーは出す設定のまま残しておくほうが安全である。

止めたいアプリが複数あるなら、鳴る頻度の高い順に3つだけ切って1週間使うと、どこまで止めれば静かになるかが分かる。全部を一度に切ると、必要だった音まで消えたことに気づくのが遅れる。

ブラウザで開いているサービスの通知音

GmailやSlackをタブで使っている場合、音を鳴らしているのはブラウザである。この場合も設定の場所は同じで、「アプリケーションの通知」の一覧にWebサイトの名前が並び、アプリと同じように通知スタイルやその他の設定を変えられる。サイトを選んで「通知音を鳴らす」をオフにすれば、そのサイトの通知だけ音が止まる。

一覧にサイトが並んでいない場合は、通知の許可をまだ出していない状態である。その状態では通知も音も出ないため、音を止める作業は不要になる。

Safariで許可そのものを扱うなら、Safariの設定を開いて「Webサイト」をクリックし、「通知」を選ぶ。ここで対象のサイトの許可を取り消せる。通知を送ってよいか尋ねられること自体を止めたい場合は、同じ画面の「通知の送信許可要求をWebサイトに許可」の選択を解除する。

Chromeには、許可と拒否の中間にあたる選択肢もある。ヘルプでは「静かな方法で通知する」として案内されていて、サイトが通知の許可を求めることは認めるが、ポップアップの通知は表示しない形になる。許可を求められたことはアドレス欄のベルのアイコンで分かるため、必要になった時点で通してよい。音と割り込みを両方止めたうえで、あとから判断する余地を残す設定である。

サービス側にも通知の設定がある点は覚えておきたい。チャットやメールのWebアプリは、どの種類の連絡で知らせるかを自分の設定として持っている。OSの側で音を止める前に、メンションだけに絞るなど、送る量を減らす設定があるかどうかを見ておくと、止める範囲を小さくできる。

会議や集中したい時間だけ黙らせる

恒久的に切りたいのではなく、いまこの1時間だけ静かにしたい場合は集中モードを使う。メニューバーのコントロールセンターを開いて「集中モード」の欄をクリックし、「おやすみモード」か目的に合うものを選ぶ。

継続時間を選べるのが利点である。1時間などの期間を選べるほか、カレンダーに入っている予定の最中なら「この予定が終了するまで」を選べて、予定の終了時刻に自動で切れる。切り忘れて連絡を取りこぼす事故を避けられる。

もっと速い入口が2つある。Optionキーを押しながらメニューバーの日付と時刻をクリックすると、おやすみモードが切り替わる。キーボードのファンクションキー列に該当のキーがあるMacなら、そのキーでも切り替えられる。会議が始まる直前に押す動作としては、この2つが実用的である。

繰り返し訪れる時間帯なら、自動で切り替えるほうが確実である。システム設定の「集中モード」で集中モードを追加し、「スケジュールを設定」から時刻、場所、特定のアプリを開いたとき、のいずれかをきっかけに指定できる。集中モードは最大10個まで作れるので、仕事中と収録中のように性格の違う静けさを分けて持てる。

全部を黙らせるのが不安な場合は、通す相手を先に決めておく。「通知される連絡先」と「通知されるアプリ」で、特定の人やアプリだけ許可する形にできる。予定の通知を確実に受け取りたいなら、「即時通知」を許可する項目も合わせてオンにする。

音を消したあとに気づく仕組みを残す

音を止めると、気づく手がかりが視覚だけになる。ここを設計しておかないと、静かになった代わりに返信が遅れる。

通知を停止すると、通知が届いても表示されず、サウンドも再生されません。 出典: support.apple.com

止め方によっては表示まで消えるため、何を残すかを決めておく必要がある。手がかりとして使えるのは3つある。

  • Dockのバッジ。「アプリケーションアイコンにバッジを表示」をオンにしておくと件数が見える
  • 通知センター。メニューバーの日付と時刻をクリックすると、届いたものが一覧で残っている
  • バナー。音は切っても「通知スタイル」に「デスクトップ」を残せば、画面には出る

音を切るアプリほど、バッジは残しておくほうがよい。音で気づく回数が減った分を、区切りのタイミングで通知センターを開いて確認する動作に置き換えると、割り込みの回数だけが減る。

「通知を要約」という項目も「通知」設定にある。プレビューの文章を要約して短く見せる機能だが、Apple Intelligenceを使うため言語や地域によっては使えない。使える環境なら、音を切ったあとに一覧を読む時間を短くする方向で効く。

画面共有と収録の時間に音を出さない

会議で画面を共有する機会が多いなら、アプリ単位の設定とは別の場所に効くスイッチがある。「通知」設定の上の方には、画面の状態ごとに通知を止める欄が3つ並んでいて、ディスプレイがスリープ中のとき、画面がロックされているとき、ディスプレイをミラーリング中または共有中、のそれぞれについて「通知オフ」と「通知を許可」を選べる。

3つ目を「通知オフ」にしておくと、画面を共有している間は通知そのものが出なくなる。通知が出ないので音も鳴らない。会議のたびに集中モードを押す動作を省けるうえ、共有中に個人的なメッセージのプレビューが映り込む事故も同時に防げる。プレゼンテーションの最中だけ止めたい、という使い方を想定した項目である。

外部モニターへミラーリングした状態で普段の作業をしている場合は、この設定が一日中効き続ける点に注意したい。静かなのは良いが、通知に気づかない時間がそのまま長くなる。デスクトップを横に広げる拡張の形で使っているなら影響しないため、モニターの使い方と合わせて決めるとよい。

席を外している間の分を残したいなら、スリープ中とロック中の2つは「通知を許可」のままにしておく。届いた通知は通知センターに残るので、戻ったときに一覧で追える。

鳴り続けるときに見る場所

設定したのに鳴る場合、原因は3つに絞れる。

1つ目は、鳴っているアプリを取り違えている場合である。ブラウザで開いているサービスの音は、サービス名ではなくWebサイトの項目に紐づいている。アプリの一覧で似た名前を切っていて、実際に鳴っているのは別の項目、ということが起きる。鳴った直後に通知センターを開き、最新の通知がどのアプリまたはサイトのものかを確かめると特定できる。

2つ目は、集中モードで通した設定が効いている場合である。「一部のアプリから許可」に入れたアプリは、集中モード中でも通知が出る。合わせて、即時通知や重大な通知は集中モードがオンでも表示される設計になっているため、カレンダーやホームアプリの通知が鳴るのは設定の失敗ではない。

3つ目は、通知音ではない音を通知音だと思っている場合である。アプリが独自に鳴らす音や、Webページが再生する音は「通知」設定の管轄外にあり、そのアプリやサイトの側で止めることになる。

音を止めても残る手間

音を切ると割り込みは減るが、確認の手間は残る。ここが構造的な部分で、設定では埋められない。

ブラウザで10個のサービスを開いていると、macOSから見た送り主はブラウザ1つになる。バッジに数字が出ても、どのサービスで何が起きたのかは分からない。音を切ったあとに残るのは、この「確かめに行く」動作である。静かになった分、確かめに行く回数が増えたと感じる人もいる。

Webアプリ1つずつに独立した窓と通知の身元を持たせると、この対応関係がそろう。バッジを見た瞬間にどのサービスかが分かるため、開く前に急ぎかどうかを判断できる。アプリごとに独立したワークスペースという考え方で何が変わるのかはワークスペースにまとまっている。通知の扱いを含めた機能の範囲はできることで確かめられる。

普段使っているサービスがその形で開けるかどうかは、対応済みのサービスを列挙した使えるアプリで分かる。この種の道具は月額の有無と対応OSで性格が変わるので、条件を並べて比べたWaveboxとの比較と、費用の考え方を示した料金を先に読んでおくと判断しやすい。前提や制限はよくある質問に整理されている。

まず今日やることは2つに絞れる。鳴る回数がいちばん多いアプリを1つ選んで「通知音を鳴らす」をオフにし、会議の前に押す入口としてOptionキーと日付のクリックを覚える。この2つで静けさは足りることが多く、足りなければ止める範囲を1つずつ広げればよい。

よくある質問

通知は見たいのに音だけ止めることはできますか?

できます。システム設定の「通知」を開き、「アプリケーションの通知」から対象のアプリを選んで「通知音を鳴らす」をオフにします。この項目は音だけを扱うため、画面右上のバナーも通知センターの記録もそのまま残ります。アプリごとに別々に設定できます。

すべてのアプリの通知音を一度に止められますか?

1つのスイッチでまとめて止める項目は用意されていないため、アプリごとにオフにします。時間で区切ってよいなら集中モードが早く、コントロールセンターから「おやすみモード」を選ぶと通知が知らされなくなります。継続時間を選べるので、切り忘れも防げます。

ブラウザで開いているGmailやSlackの通知音はどこで切りますか?

同じ「アプリケーションの通知」の一覧に、アプリと並んでWebサイトの名前が出ます。そのサイトを選んで「通知音を鳴らす」をオフにします。一覧に出ていない場合は通知の許可をまだ出していない状態です。サービス側にも通知の種類を絞る設定があるので、合わせて見ておくと止める範囲を小さくできます。

音を切ったら連絡に気づけなくなりませんか?

手がかりを視覚に移す設定を残しておきます。「アプリケーションアイコンにバッジを表示」をオンにしてDockに件数を出し、「通知スタイル」に「デスクトップ」を残してバナーは表示させます。届いたものは通知センターに残るので、区切りのタイミングで日付と時刻をクリックして確認する運用に置き換えられます。

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