Chromeの拡張機能を追加する方法|入れる前に確かめる権限
chrome 拡張 機能 追加 方法を調べる人がつまずくのは、手順そのものではない。追加を押したあとに出る許可の画面で、何を見て進めばよいのかが分からないところで止まる。ここを読み飛ばすと、後から範囲を絞る判断ができなくなり、入れたものが増え続ける。ここでは追加の手順を4段に分け、そのうち実際に判断が必要な段を切り出して示す。あわせて、ストアの外から入れる場合に起きること、入れたあとに点検する手順までを順に並べる。読み終えた時点で、何を許可して何を許可しないかが自分で決められる状態を目指す。
追加の手順は4段で終わる
まず全体の形を確認する。デスクトップ版のChromeで拡張機能を入れる手順は、公式の案内では次の4段になる。
1つ目はChromeウェブストアを開くことだ。2つ目は目的の拡張機能を見つけて選ぶ。3つ目にChromeに追加を選ぶ。4つ目に拡張機能を追加で許可を確認する。ここで終わりで、再起動も、別の設定画面を回る操作も要らない。
スマートフォンの場合は形が違う。Chromeアプリで拡張機能を検索し、デスクトップに追加をタップして、確定をタップすると完了する。手元の端末に入るのではなく、同じアカウントで使っているパソコン側に入る形になる。スマートフォンのChromeで拡張機能そのものが動くわけではないという点は、先に知っておくと混乱しない。
4段のうち、判断が要るのは4つ目だけになる。1つ目から3つ目は操作であって選択ではない。だから、時間をかけるべき場所は最後の1画面に集まる。
許可の画面に出ているのは「サイトデータへのアクセス」
追加を押したあとの画面に並ぶのは、その拡張機能が何に触れるかの一覧になる。ここで中心になるのがサイトデータへのアクセス権だ。
Chromeは、拡張機能ごとにサイトデータへのアクセス権を3つの選択肢から選べるようにしている。「拡張機能をクリックしたとき」「特定のサイト」「すべてのサイト」の3つになる。既定がどれになるかは拡張機能側の作りで変わるが、あとから変更できる。
意味の差は大きい。すべてのサイトを選ぶと、開いているページの中身を常に読める状態になる。仕事で使う画面、たとえば社内の管理画面や顧客情報が出ている画面も対象に入る。クリックしたときに限定すると、利用者がアイコンを押した瞬間だけ動く形になり、押さない限り何も見ない。特定のサイトを選ぶと、指定したドメインの中だけで動く。
道具の性質で、どこまで許すかは変わる。ページの見た目を書き換える道具や、画面の内容を読み取る道具は、中身へのアクセスがないと成立しない。逆に、新しいタブの表示を変えるだけの道具や、特定のサービスの画面でしか使わない道具なら、すべてのサイトを許す必要はない。ここを分けて考えるだけで、許可の範囲は3段階のどれかに自然に決まる。
入れたあとに範囲を絞る手順
許可を与えたまま忘れるのを避けるには、追加した直後に範囲を見直す癖を付けるのが早い。
手順は決まっている。右上のその他アイコンから拡張機能を選び、拡張機能を管理を開く。目的の拡張機能の詳細を開くと、サイトデータへのアクセスの設定がある。特定のサイトに限定したい場合は、許可したサイトの追加から対象のドメインを指定する。
同じ画面で、使わなくなったものの扱いも決められる。切り替えボタンをオフにすると、消さずに止められる。完全に外したい場合は、拡張機能のアイコンを右クリックしてChromeから削除を選ぶか、拡張機能を管理の画面から削除を選んで確定する。
止めるのと消すのは使い分けられる。年に数回しか使わない道具は、オフにしたまま残しておけば設定が保たれる。半年以上オフのままなら、消したほうが管理する対象が減る。
ツールバーの見え方も同じ画面から整えられる。設定のデザインからツールバーのカスタマイズを開くと、ツールバーに表示するボタンを選べる。ツールバーに固定したボタンを右クリックしてツールバーをカスタマイズを選ぶ形でも同じ画面に入れる。既定に戻すこともできるため、並べ方を試して戻すのは自由になる。
ストアの外から入れる場合に起きること
自作した拡張機能や、配布元が個人サイトだけの拡張機能を入れたい場合は、手順が変わる。
通常はChromeウェブストアで、選んでクリックすることでインストール出来ます。しかし自作した機能拡張はウェブストアにないので、別の方法でインストールする必要があります。 出典: note.com
この場合は拡張機能の管理画面でデベロッパーモードを有効にして、パッケージ化されていない拡張機能を読み込む形になる。読み込む対象はフォルダで、その中に設定ファイルが入っている状態が前提になる。
ただし、ここには確かめておくべき制約がある。Chromeは、ウェブストアで公開されているものでない拡張機能を無効にする仕組みを持っている。公開されていない拡張機能は管理画面で灰色に表示され、有効にできない。開発者にストアへのアップロードを依頼する必要があると案内されている。自分で作ったものを開発中に読み込む用途と、他人が作った未公開の拡張機能を常用する用途は、同じ操作でも結果が違う。
もう1つ、仕様の世代も確認が要る。Chromeの拡張機能はManifest V2からManifest V3へ移された。公開されている日程では、2024年10月9日に安定版で古い仕様の無効化が段階的に始まり、2025年3月31日に全チャネルで既定として無効になった。2026年8月31日には、ストアに残っていた古い仕様の拡張機能がすべて削除されている。古い解説記事の手順をそのまま追うと、手順は通っても動かない場合がある。
入れる前に見る4つの手がかり
おすすめの一覧を比べても差が出にくい。代わりに、詳細画面に出ている情報だけで4つの手がかりが取れる。
1つ目は提供元になる。法人名か個人の開発者名かは問わないが、名前が特定できることが最低条件になる。2つ目は最終更新日だ。前の節の通り仕様の移行があったため、更新が続いているかどうかが動くかどうかに直結する。3つ目は利用者数と評価の件数の関係になる。たとえば利用者が6,400万人で評価が29万件という組み合わせなら、評価を書いた人は全体の一部だと分かる。星の数だけを見て決めるより、直近のレビューに何が書かれているかを読むほうが材料になる。4つ目が要求している権限の範囲だ。同じ役割の拡張機能が2つあるなら、要求が少ないほうから試す順番にすると後戻りが少ない。
役割が重なるものを2つ入れないことも実務では効く。同じ処理を2つの拡張機能が同時にかけると、表示が安定しなくなり、どちらが原因かも分からなくなる。役割ごとに1つ、を上限にしておくと切り分けが楽になる。
試す順番も決めておくと迷いが減る。候補が3つあるときは、まず要求する権限が最も狭いものを入れて1週間使う。足りない動作が出たら、その動作を名前で書き出してから次の候補に移る。名前で書き出しておかないと、2つ目を入れたあとに「なんとなく良くなった」以上のことが言えなくなり、両方を入れたまま残す結果になる。足りなかった動作が1つも書けなかったなら、最初の候補で足りているという結論になる。
入れる場所を先に決める
もう1つ、追加の前に決めておくと後が楽になるものがある。どのプロファイルに入れるかだ。
Chromeにはプロファイルという単位があり、公式の説明ではブックマーク、履歴、パスワードなどの情報をプロファイルごとに分離できるとされている。追加は、右上のプロフィールアイコンを選び、Chromeプロファイルを追加を選んで、名前、写真、テーマカラーを決める形になる。切り替えも同じアイコンから行う。Googleアカウントでログインしていれば設定はクラウドに保存され、別の端末からも使える。
ここで効くのは、仕事用と私用で入れる拡張機能を分けられる点になる。業務の画面でしか使わない道具は仕事用のプロファイルにだけ入れ、買い物や動画の画面で使う道具は私用のプロファイルにだけ入れる。すべてのサイトを許可する必要がある道具でも、そのプロファイルの中に閉じるため、影響の及ぶ範囲が最初から狭くなる。
注意点は削除のときだ。プロファイルを削除すると、そのプロファイルのブックマーク、履歴、パスワードなどの設定がパソコンから削除されると案内されている。整理のつもりで消すと、拡張機能の設定だけでなく保存していた情報もまとめて消える。減らすのは拡張機能の単位で行い、プロファイルは残す形にしておくと安全になる。
入れすぎを止める点検を1つ入れる
追加は簡単で、削除は忘れる。だから点検の回を先に決めておくほうが確実になる。
Chromeには安全チェックという機能がある。設定を開き、プライバシーとセキュリティを選び、安全チェックで安全チェックに移動を選ぶと、問題が検出された項目が並ぶ。ここで確認されるものには、不正使用されたパスワードや使い回されているパスワード、セーフブラウジングの状態、利用できるChromeのアップデート、望ましくない可能性のある通知、使われていないサイトの権限、そして有害な可能性がある拡張機能が含まれる。
月に1回この画面を通すだけで、入れたまま忘れた拡張機能と、許可したまま忘れたサイトの権限が同時に洗い出される。新しいタブページに通知として出る場合もあるため、出たときに開く形でも足りる。
点検のときに一緒に決めたいのは、残す基準になる。直近1か月で1回も使っていないものは、オフにする。3か月使っていないものは消す。この2行を決めておくと、判断のたびに迷わなくなる。
拡張機能では解けない部分を見分ける
拡張機能を整えても残る詰まりがある。ここを見分けておくと、次に足すものを間違えない。
残るのは、同じサービスを複数のアカウントで使っている場合になる。仕事用のGmailと個人用のGmailを同じChromeで開くと、タブの見出しがほとんど同じ文字列になり、目で探す時間が毎回かかる。切り替えのたびにログインし直す形になっていれば、そこでさらに時間が消える。拡張機能はページの中身に働く道具なので、タブがどこにあるかという置き場所の問題には届かない。
通知も残る。どのアプリに何件届いているかを一覧で見張る役は、ページ単位で動く拡張機能の担当ではない。通知が来たから見に行く、という往復の回数自体は変わらない。
この2つが自分の詰まりに当たっているなら、対象をタブから窓に移す方向が噛み合う。アプリを1枚のタブではなく1つの窓として置けば、名前ではなく置き場所で指定できる。Webアプリを窓の単位で分ける考え方はワークスペースに整理されている。アプリごとに独立したワークスペースを持たせると、仕事用と個人用のGmailが別の窓として同時にログインしたまま並ぶため、探す工程とログインの往復が消える。通知を1か所に集める形や、アプリごとに拡大率と消音を覚える形はできることに並んでいる。
移る前に確かめたいのは、いま使っている拡張機能が引き継げるかどうかになる。この点は道具によって差があり、項目ごとに並べたものがWaveboxとの比較とRamboxとの比較にある。無料で使える範囲と有料になる線は料金にあり、対応しているサービスの一覧は使えるアプリにまとまっている。判断に必要なのは機能の数ではなく、自分が毎日開く5つか6つのサービスが載っているかどうかになる。
よくある質問
拡張機能を追加する手順を短く教えてください。
デスクトップ版のChromeでは4段です。Chromeウェブストアを開き、目的の拡張機能を選び、Chromeに追加を選んで、拡張機能を追加で許可を確認します。スマートフォンのChromeアプリからは、拡張機能を検索してデスクトップに追加をタップし、確定をタップすると、同じアカウントで使っているパソコン側に入ります。判断が必要なのは最後の許可の画面だけです。
許可の画面で何を見ればよいですか?
サイトデータへのアクセス権を見ます。選択肢は「拡張機能をクリックしたとき」「特定のサイト」「すべてのサイト」の3つで、あとから変更できます。すべてのサイトを選ぶと、開いているページの中身を常に読める状態になります。社内の管理画面や顧客情報が出る画面も対象に入るため、必要がなければクリックしたときか特定のサイトに絞るほうが安全です。
ウェブストアに無い拡張機能を入れられますか?
管理画面でデベロッパーモードを有効にして、パッケージ化されていない拡張機能を読み込む形なら読み込めます。ただしChromeは、ウェブストアで公開されていない拡張機能を無効にする仕組みを持っており、その場合は管理画面で灰色に表示されて有効にできません。常用したい場合は、開発者にストアへのアップロードを依頼する必要があると案内されています。
入れた拡張機能が増えすぎたときは何から手を付けますか?
設定のプライバシーとセキュリティにある安全チェックから安全チェックに移動を選びます。有害な可能性がある拡張機能、望ましくない可能性のある通知、使われていないサイトの権限などがまとめて洗い出されます。あわせて、直近1か月で使っていないものはオフ、3か月使っていないものは削除という基準を決めておくと、毎回迷わずに減らせます。