SlackをMacにダウンロードする|アプリと窓の使い分け

slack ダウンロード macで検索すると、入口が複数あることに気づく。公式サイトから直接落とす形と、Mac App Storeから入れる形があり、さらに配布用の形式も分かれている。どれを選んでもSlackは動くが、あとから更新するときの手間と、管理者の権限が要るかどうかが変わる。ここでは公式の案内に書かれている条件を並べたうえで、自分のMacに合うものを選ぶ順番と、入れたあとに詰まりやすい点を整理する。

入口は2つ、判定は自動で行われる

Slackはダウンロードのページを使っているOSごとに分けている。公式のブログには、この分け方と入り方の説明が置かれている。

Slack は、人々をそれぞれが必要とする情報につなげるビジネスコミュニケーションツールです。Slack を使うことで、メンバーが 1 つの場所に集まり、チームが一体となって働くことができ、組織のコミュニケーションのあり方が変わります。この記事では Slack をダウンロード、インストールしてアカウントを接続するまでの手順について解説します。 出典: slack.com

ダウンロードのページに入ると、使っているデバイスが判定され、それに合ったページへ自動で移る。Macから開いた場合はMac版のページに着く。そこに並んでいるのは2つのボタンで、1つが直接ダウンロードするもの、もう1つがMac App Storeから入れる案内になる。ページにはそのときの最新バージョンも表示されており、2026年9月28日の時点では4.52.162と出ている。

同じページには、ベータ版を入手する案内、新着情報、それに社内の端末へまとめて配る場合の案内も並んでいる。Windows版とLinux版へのリンクも同じ場所にあるので、Macと別のOSを併用しているなら、ここを起点にすると迷わない。

自分のMacに合うビルドを選ぶ

直接ダウンロードする形を選んだとき、1つ押さえておきたい前提がある。Slackのデスクトップアプリは1種類ではない。IT管理者向けの案内には、3種類のビルドが用意されていると書かれている。

  • Intel(x64)版。Intel製のプロセッサを搭載したMac向け
  • Apple Silicon(arm64)版。M1以降のプロセッサを搭載したMac向け
  • Universal(x64またはarm64)版。どちらのMacでも動く

Universal版についての注意も添えられている。2種類の中身を1つに収めているため、インストールのファイルがほかのビルドよりもはるかに大きくなる。自分のMacがどちらなのかが分かっているなら、それに合った側を選ぶほうが軽い。

自分のMacの種類は、画面左上のアップルメニューからこのMacについてを開くと確認できる。チップの欄にAppleのM番台の名前が出ていればApple Silicon、Intel Coreの名前が出ていればIntelになる。社内の端末を何台も用意する立場なら、機種が混ざっているときだけUniversal版を選び、そろっているなら片方に絞る形が扱いやすい。

置き場所で、あとの更新のしやすさが変わる

ここが後から気づきやすい落とし穴になる。Slackを配置する場所によって、更新できる人が変わる。

公式の案内では、デプロイした場合アプリは/Applicationsフォルダにインストールされ、新しいバージョンがリリースされるたびに自動で更新されると説明されている。ただし、更新できないという相談についての記述もあり、そこには置き場所の違いが書かれている。Slackが利用者のホーム内のApplicationsフォルダにある場合、その人は特別な権限なしにアプリを更新できる。一方、/Applicationsにある場合、更新できるのはそのフォルダとアプリ本体への書き込み権限を持つMacの管理者だけになる。

自分専用のMacなら、たいてい自分が管理者なので問題は起きない。詰まるのは、管理者の権限を持たないアカウントで業務用のMacを使っている場合になる。更新の通知は出るのに進まないという症状が出たら、まず置き場所と自分の権限を確かめる順番になる。

配布の形式も選べる。バージョン4.41から、macOS版SlackはPKG形式でも提供されるようになった。DMG形式は手で開いて入れる形に向き、PKG形式は台数の多い環境へまとめて配る形に向く。個人で1台に入れるだけなら、ページのボタンから落ちてくるものをそのまま使えばよい。

Mac App Storeから入れる場合の条件

App Storeを入口に選ぶと、更新がApp Storeの側で管理される。掲載されている情報から、条件を数字で押さえられる。

  • 名称はSlack for Desktop。Macのみ対応で、価格は無料
  • 開発元はSlack Technologies, Inc.
  • サイズは168.5MB
  • 必要なOSはmacOS 13.0以降
  • 日本語を含む52の言語に対応
  • 最新版は4.52.162で、2026年9月22日に公開された

必要なOSの条件は、古いMacを使い続けている人にとって分かれ目になる。macOS 12以前のまま使っているなら、App Store経由では入れられない。この場合は公式サイト側の案内を見て、対応するバージョンを確かめる順番になる。

どちらの入口を選ぶかは、更新を誰に任せたいかで決まる。App Store経由なら他のアプリと一緒に更新され、置き場所の権限の話も起きにくい。公式サイト経由なら、ベータ版に切り替えたり、配布の形式を選んだりする余地が残る。会社から指定があるならそれに従い、無いなら扱いやすい側を選べばよい。

入れたあとに求められる許可

インストールが終わってサインインすると、macOSの側からいくつか許可を求められる。ここで断ったまま忘れると、あとで機能が動かない理由が分からなくなる。

通知の許可は、メンションやダイレクトメッセージの知らせを受け取るために使われる。断った場合でも、システム設定の通知からあとで変えられる。集中したい時間帯だけ止めたいなら、Slack側のおやすみモードで時間を決める形のほうが細かく制御できる。

画面共有を使うときには、画面収録の許可が必要になる。macOSは画面の内容を取得する権限をアプリごとに管理しており、システム設定のプライバシーとセキュリティにある画面収録の一覧で切り替える。ハドルミーティングで画面を共有しようとしたときに真っ暗な画面が相手に見えるという症状は、たいていここが原因になる。マイクとカメラも同じ考え方で、それぞれの一覧にSlackが並んでいるかを確かめる。

許可を変えたあとは、Slackを終了してから開き直す。起動したままでは、変更が反映されないことがある。

初回のサインインで詰まりやすい点

アプリを開いたあと、どこへ入るのかを決める場面が来る。ここで手が止まる理由は3通りあり、それぞれ次にやることが違う。

1つ目は、招待のメールを受け取っている場合。メール内のボタンから進むと、対象のワークスペースが指定された状態で入れる。招待のリンクには期限が設けられていることがあるため、古いメールから進んで開けないときは、招待した相手に出し直してもらう順番になる。

2つ目は、ワークスペースの名前だけを聞いている場合。サインインの画面でワークスペースのアドレスを入れる形になり、社内で共有されている文字列が必要になる。分からないときは、同じワークスペースにいる人が使っているアドレスを見せてもらうのが早い。Slack側には、自分のメールアドレスに紐づくワークスペースを探す入口も用意されている。

3つ目は、これから新しく作る場合。ダウンロードのページからも新規作成の入口に進めるようになっている。無料の範囲で始められるため、まず自分だけのワークスペースを作って画面の並びを覚えるという進め方もできる。

サインインの方法自体も複数ある。メールアドレスとパスワードのほか、GoogleやAppleのアカウントを使う形、それに会社がシングルサインオンを設定している場合はその入口を通る形になる。会社のMacでうまく進まないときは、社内でどの入口を使う決まりになっているかを先に確かめると、無駄な試行が減る。

更新の情報を追いたい場合の入口も公式に用意されている。Mac版のアップデートはRSSのフィードで配信されており、変更点を並べたページも公開されている。社内の端末をまとめて管理している立場なら、ここを見ておくと予定を立てやすい。

複数のワークスペースを1つのアプリで扱う

サインインまで終わったら、次に出てくるのがワークスペースの話になる。Slackは1つのアプリに複数のワークスペースを登録でき、左端の細い列にそれぞれのアイコンが並ぶ。取引先ごとにワークスペースが分かれている働き方なら、この形で足りることが多い。

分かれ目になるのは、同じワークスペースを別のアカウントで使いたい場合だ。たとえば同じ組織に社員としてのアカウントと、別の立場のアカウントの両方を持っている場合、1つのアプリの中では同時に開けない。もう1つの窓が必要になる。

ブラウザ版を併用するという手はここで効く。アプリ側に主となるアカウント、ブラウザ側にもう1つを置けば、同時に見える状態を作れる。ただしブラウザのタブに置くと、ほかのタブの列に埋もれる。通知の出方もアプリ版と変わるため、返信が遅れる原因になりやすい。

アプリを増やすか、窓で並べるか

Slackを入れ終えたあとに残る詰まりは、Slack単体の話ではなくなる。Gmailが2つ、資料置き場が2つ、会議の道具が1つという形で並び、切り替えの回数が増えていく。アプリを1つずつ入れていくと、今度はDockが埋まり、どの窓にどのアカウントが入っているのかを覚えていられなくなる。

この形にはWebアプリを窓の単位で持つ考え方が噛み合う。アプリごとに窓を分けて常時ログインのまま並べる仕組みはワークスペースに整理されており、アプリごとに独立したワークスペースを与えると、同じサービスの2つ目のアカウントが別の窓として同時に開いたままになる。ブラウザのタブに置いたときのように列へ埋もれず、置き場所で指定できる。通知を1か所に集める形や、アプリごとに拡大率と消音を覚える形はできることに並んでいる。

似た役割の道具は複数あり、対応しているサービスの幅や、通知の扱いで差が出る。項目ごとに並べたものがWaveboxとの比較とShiftとの比較にあるので、Slackのほかに何を毎日開いているかで読み比べるとよい。対応しているサービスの一覧は使えるアプリにあり、無料で使える範囲と有料になる線は料金にまとまっている。細かい疑問はよくある質問に集めてある。

よくある質問

公式サイトとMac App Storeのどちらから入れるのがよいですか?

更新を誰に任せたいかで決まります。App Store経由なら他のアプリと一緒に更新され、置き場所の権限で詰まることも起きにくくなります。公式サイト経由なら、ベータ版に切り替えたり、配布の形式を選んだりする余地が残ります。App Store版はmacOS 13.0以降が必要なので、macOS 12以前を使い続けている場合は公式サイト側から入れる形になります。

Intel版とApple Silicon版のどちらを選べばよいですか?

画面左上のアップルメニューからこのMacについてを開き、チップの欄を見ます。AppleのM番台の名前が出ていればApple Silicon(arm64)版、Intel Coreの名前が出ていればIntel(x64)版になります。どちらでも動くUniversal版もありますが、公式の案内ではインストールファイルがほかのビルドよりもはるかに大きいと注記されています。

更新の通知が出るのに更新できません。

置き場所と権限の組み合わせが原因になっている場合があります。公式の案内では、Slackがホーム内のApplicationsフォルダにある場合は特別な権限なしに更新でき、/Applicationsにある場合はそのフォルダとアプリ本体への書き込み権限を持つMacの管理者だけが更新できると説明されています。業務用のMacで管理者の権限がないときは、社内の担当者に相談する順番になります。

同じワークスペースを2つのアカウントで同時に開けますか?

1つのアプリの中ではできません。Slackのアプリには複数のワークスペースを登録できますが、同じワークスペースに対して別のアカウントで同時に入るには、もう1つの窓が必要になります。ブラウザ版を併用する形が手早いものの、タブの列に埋もれて通知に気づきにくくなります。毎日使うなら、サービスごとに窓を分けて持てる道具に寄せたほうが扱いやすくなります。

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