MacでGmailの通知を受け取る|重複する通知を整理する

gmail 通知 macで調べる人の相談は、正反対の2つに分かれる。通知が来ないという相談と、同じ新着が2回も3回も出るという相談だ。原因の場所は同じで、Gmail側、ブラウザ側、macOS側の3つの層のどこかで設定が食い違っている。どちらの症状も、この3層を上から順に見れば切り分けられる。ここでは確認の順番を固定し、来ない場合と重なる場合の両方について、どこをどう変えるかを示す。あわせて、通知を出す窓を何個に絞るかという判断にも触れる。

通知は3つの層を通って画面に出る

Gmailの新着が画面に出るまでには、3つの関所がある。この構造を押さえておくと、どこを触るべきかが決まる。

1つ目はGmail側だ。Gmailの設定にデスクトップ通知の項目があり、ここがオフになっていれば何も出ない。2つ目はブラウザ側だ。ブラウザにはサイトごとに通知を許可するかどうかの設定があり、ここで拒否していればGmail側がオンでも出ない。3つ目はmacOS側だ。システム設定の通知でアプリごとの扱いを決めており、ここで通知を許可していなければ、前の2つが通っていても画面には出ない。

どの層も独立して動くので、1か所だけ直しても症状が変わらないことがある。上から順に見る手順を決めておくと、当てずっぽうの試行を繰り返さずに済む。

もう1つ、Gmailの通知には構造上の前提がある。通知はブラウザでGmailを開いた状態で受け取る仕組みなので、Gmailのタブを閉じていると届かない。Appleの資料でも、標準のメールにGmailを追加する方式については別の扱いになっている。

MailアプリにGmailを追加すると、macOSの通知センターで新着メールをリアルタイムに受け取れるようになります。Dockのバッジ表示やロック画面でも件数をチェックできるので、大切な連絡を見逃しません。 出典: mac.point-b.jp

つまり、ブラウザで受ける道と、アプリで受ける道の2本がある。どちらを主にするかを決めないまま両方を有効にすると、次に出てくる重複の問題に直結する。

Gmail側の設定を確かめる

最初の層はGmailの設定だ。手順は決まっている。パソコンでGmailを開き、右上の設定アイコンからすべての設定を表示をクリックする。デスクトップ通知まで下にスクロールすると、3つの選択肢が並ぶ。

メール通知(新規メール)ON、メール通知(重要メール)ON、メール通知 OFFの3つだ。新着すべてを受けるなら1つ目、重要マークが付いたものだけを受けるなら2つ目を選ぶ。選んだあと、ページの下部にある変更を保存をクリックする。この保存を忘れると設定が戻る。

同じ場所で通知音も決められる。メール通知をオンにした状態で、メールの通知音の横にあるリストから音を選ぶ。音を鳴らしたくない場合は、なしを選ぶ。

ここで1つ、見落としやすい仕様がある。受信トレイのカテゴリを使っていて新着メールの通知をオンにした場合、メインのカテゴリの新着に関する通知だけが表示される。プロモーションやソーシャルに振り分けられたメールは通知の対象から外れる。仕事の連絡が誤ってプロモーションに入っていると、通知が来ないという症状になる。心当たりがあるなら、カテゴリの振り分けを先に確かめる。

重要メールの通知を選んだ場合は、Gmailが重要と判断したものだけが対象になる。重要マークの付き方は学習で変わるため、期待した相手のメールが通知されないことがある。取りこぼしを避けたいなら、新規メールの通知を選ぶほうが確実になる。

ブラウザ側の設定を確かめる

2つ目の層はブラウザだ。Gmail側をオンにしても、ブラウザの通知が止まっていれば画面には出ない。

Chromeでは既定により、サイトが通知を表示しようとするたびに確認のメッセージが出る。過去にこの確認で拒否していると、以後は出なくなる。確かめる場所は、右上のその他のアイコンから設定を開き、プライバシーとセキュリティ、サイトの設定、通知の順に進んだ画面だ。ここに通知の送信を許可するサイトと許可しないサイトの一覧があり、追加と削除ができる。

早く直したいなら、Gmailを開いた状態でアドレスバーのサイト情報を表示のアイコンをクリックし、通知をオンにする方法もある。

Chromeには自動で権限を外す仕組みもある。Chromeがサイトの通知を邪魔になっていると判断した場合、通知を送信するサイトの権限を自動的に削除することがあると案内されている。この場合、サイト側が改めて権限を求める形になる。昨日まで出ていた通知が急に止まったなら、この可能性を当たる。

割り込みそのものを減らしたい場合は、同じ画面にある静かな方法で通知するを選ぶ手がある。サイトは通知を許可するよう求められるが、ポップアップの確認は出なくなり、アドレスの横にベルのアイコンが出るだけになる。ベルを選べば許可できる。

シークレットモードで開いている場合は通知が表示されない。通常のウィンドウで開いているかどうかも、確認の対象に入れる。

macOS側の設定を確かめる

3つ目の層はmacOSだ。アップルメニューからシステム設定を開き、サイドバーで通知をクリックする。項目が下の方にあるため、スクロールが必要になることがある。

アプリケーションの通知の一覧から対象のアプリを選ぶと、決められる項目が並ぶ。通知を許可のスイッチがオフになっていると、以下の項目はすべて淡色になって効かない。まずここを見る。

通知スタイルでは、通知の場所と残り方を決める。場所はデスクトップ、通知センター、ロック画面の3つで、残り方は一時的と持続的の2つだ。一時的を選ぶとしばらくして消え、持続的を選ぶと閉じるまで画面に残る。見落としが問題なら持続的、割り込みが問題なら一時的を選ぶ。

アプリケーションアイコンにバッジを表示をオンにすると、Dockのアイコンに件数が出る。通知音を鳴らすのスイッチは、Gmail側の通知音とは別の層にある。両方が有効だと音が重なることがある。

プレビューを表示は、常に表示、ロックされていないときのみ、表示しないの3つから選ぶ。画面を共有して打ち合わせをする機会が多いなら、ロックされていないときのみか表示しないに寄せておくと、メールの冒頭が相手に見える事故を避けられる。

通知センターの全体設定も同じ画面の上部にある。ディスプレイがスリープ中のとき、画面がロックされているとき、ディスプレイをミラーリング中または共有中の3つについて、通知を許可するか一時停止するかを決められる。画面を共有しながら説明する場面が多い人は、ミラーリング中を通知オフにしておくと落ち着く。

同じ新着が2回3回と出るとき

来ない場合の裏返しが、重なる場合だ。原因は単純で、受け皿が複数あるからだ。

考えられる受け皿は4つある。ブラウザで開いているGmailのタブ、アプリ化してDockに置いた窓、標準のメールに追加したGmailのアカウント、そしてiPhoneやiPadだ。この4つのうち2つ以上が有効なら、1通に対して2回以上の通知が出る。

整理の順番は決まっている。まず、主にする受け皿を1つ決める。1日を通してブラウザの中で仕事をしているならブラウザ、メールだけは別の場所で扱いたいなら標準のメールになる。決めたら、残りの受け皿の通知を止める。

ブラウザ側を止めるなら、Gmailの設定でメール通知 OFFを選ぶ。標準のメールを止めるなら、システム設定の通知でそのアプリの通知を許可をオフにする。手元の機械の側で止めるなら、それぞれの端末の通知の設定を触る。

もう1つ、通知のグループ化という設定が効く場面がある。システム設定の通知のアプリごとの画面にあり、自動、アプリケーション別、オフの3つから選べる。自動を選ぶと、メールのメッセージの通知はメールアカウント別にグループ分けされる。アカウントを複数持っているなら、この設定で通知センターの並びが整う。

重複を残したままにしておくと、1日の割り込みの回数は単純に倍になる。1日に40通のメールを受けている人なら、80回の割り込みになる。受け皿を1つに絞る作業は、設定を1か所触るだけで効果が出るので、先に片付ける価値がある。

受け皿を1つに絞るための作り

受け皿を1つに絞ると決めたあと、どこを主にするかで作り方が変わる。

ブラウザを主にするなら、Gmailをアプリの形で開いておくと扱いやすい。SafariではGmailを開いてツールバーの共有のボタンからDockに追加を選ぶと、Webアプリとして独立する。Appleの資料では、簡易版のツールバーが付き、アプリからの場合と同様にWebアプリから通知を受信できると説明されている。サインインしていた場合はほとんどの場合そのままサインインが引き継がれ、ユーザ名とパスワードは同じままだと明記されている。

Chromeなら、右上のその他のアイコンからキャスト、保存、共有を選び、ページをアプリとしてインストールを選ぶ。インストールしたWebアプリでは、通知やアイコンバッジなどの機能が使えると案内されている。

アプリの形にする利点は、システム設定の通知でその窓だけを対象に設定できるところだ。ブラウザ全体としてまとめて扱われていた通知を、受信箱の窓として独立して扱えるようになる。持続的にするか一時的にするか、バッジを出すか出さないかを、受信箱だけについて決められる。

ここまでやると、通知の設定は1か所に収まる。あとは、その1つをどれだけ静かにするかという調整だけになる。

窓ごとに通知を決める考え方

窓を増やす方向で整えると、次の壁に当たる。同じサービスのアカウントを2つ持っている場合だ。会社用と個人用のGmailを両方アプリ化しても、同じブラウザのプロフィールで作った窓は同じセッションを見るため、片方を切り替えると両方が変わる。通知も分けられない。

ここで効くのが、アプリごとに独立したワークスペースを持つ設計だ。アカウントごとに保存領域が分かれるため、会社用と個人用が別の窓になり、通知も窓ごとに決められる。会社の受信箱は音を鳴らし、個人の受信箱は静かに受けるという分け方が成り立つ。考え方の範囲はできることに整理され、アカウント単位で環境を分ける仕組みはワークスペースにまとまっている。

この系統の道具は複数あり、通知の扱いも構成も分かれる。Waveboxは無料のBasicで2グループ、各グループに2つのアプリと拡張機能1つまでという構成で、有料のProは年払いで月あたり8.33米ドルと案内されている。Ferdiumはコミュニティが作る無料の道具で、使わないサービスを休止させて資源の消費を抑える仕組みを持つ。設計の差はWaveboxとの比較やFerdiumとの比較、Sidekickとの比較で確かめられる。

扱えるサービスの範囲は使えるアプリで、費用の考え方は料金で確かめられる。判断に迷う点が残ったらよくある質問に同じ疑問が並んでいることが多い。

直す順番を1つに固定する

最後に、次に同じ症状が出たときの手順だけ残す。通知が来ないなら、Gmailの設定のデスクトップ通知、ブラウザのサイトごとの通知、システム設定の通知の順に、上から3か所を見る。通知が重なるなら、受け皿の数を数えて、主にする1つ以外を止める。

この2つの手順を覚えておくと、通知まわりの相談はほぼ片付く。設定の場所が3層に分かれているという構造だけ押さえておけば、macOSやブラウザの画面の見た目が変わっても、同じ順番で辿れる。

よくある質問

MacでGmailの通知が来ないときは何から見ますか?

Gmailの設定でデスクトップ通知がオンになっているか、ブラウザでそのサイトの通知が許可されているか、システム設定の通知でそのアプリの通知が許可されているかを、この順に3か所見ます。1か所だけ直しても変わらないことがあります。

Gmailのタブを閉じていても通知は届きますか?

ブラウザで受ける方式では届きません。通知はGmailを開いた状態で受け取る仕組みです。タブを閉じても受けたい場合は、Dockにアプリの形で置くか、標準のメールにGmailのアカウントを追加する形にします。

同じメールの通知が2回出るのはなぜですか?

受け皿が2つ以上あるためです。ブラウザのタブ、アプリ化した窓、標準のメール、手元の機械の4つのうち複数が有効だと、1通につき複数回の通知が出ます。主にする1つを決めて、残りの通知を止めます。

会社用と個人用で通知の設定を分けられますか?

同じブラウザのプロフィールでアプリ化した窓では分けられません。窓ごとに保存領域が分かれる作りの道具を使うと、アカウントごとに別の窓になり、通知音やバッジの表示を窓ごとに決められます。

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