Chromeをカスタマイズする|見た目と置き場所を仕事に合わせる

chrome を カスタマイズと調べたとき、出てくる記事の多くはテーマの変え方と拡張機能の紹介で終わる。ところが毎日Gmail、Slack、Notion、Claudeを行き来している人が実際に困っているのは、色の話ではなく、どこに何があるかが揃わないことにある。設定できる場所は4か所に分かれていて、それぞれ効く範囲が違う。ここでは4か所を順に並べ、どれを触ると何が変わるのかを示す。読み終えた時点で、自分の作業に効く項目だけを選んで触れる状態を目指す。

設定の項目は増え続けている、という前提

Chromeは更新の頻度が高く、設定の並びも変わる。使い慣れている人でも全部を把握しているとは限らない。

それから、便利機能が追加されたり、こっそり消えたり……。毎日使っている人でも、その実力を100%引き出せているケースは意外と少ないかもしれません。 出典: lifehacker.jp

だからこそ、項目を1つずつ覚えるより、置き場所で覚えるほうが後々効く。Chromeで触れるものは大きく4つに分かれる。1つ目が見た目で、テーマとモードがここに入る。2つ目が新しいタブページで、背景とショートカットとカードを決める。3つ目がツールバーで、どのボタンを出すかを決める。4つ目がプロファイルで、ブックマークや履歴ごと分ける単位になる。

4つのうち、作業の速さに直接効くのは3つ目と4つ目になる。1つ目と2つ目は見た目の話で、疲れ方には効くが手数は減らない。時間をかける順番はこれを逆にしないほうがよい。

見た目を決める

まず1つ目、見た目からいく。手数は少なく、効果は分かりやすい。

テーマを変える手順は、右上のその他アイコンから設定を開き、デザインでテーマを選ぶ形になる。サムネイルをクリックするとプレビューでき、決まったらCHROMEに追加を選ぶと即座に適用される。テーマはブラウザの外枠と新しいタブページの背景に出る。

覚えておく価値があるのは保存の場所だ。テーマはGoogleアカウントに保存されるため、どのパソコンからChromeにログインしても同じテーマになる。会社のパソコンと自宅のパソコンで同じアカウントを使っているなら、片方で変えたものがもう片方にも出る。逆に、端末ごとに違う見た目にしたいなら、後の節で扱うプロファイルの側で分ける必要がある。

同じデザインの画面では、モードも選べる。ライト、ダーク、デバイスの3つから選ぶ形で、デバイスを選ぶと端末側の設定に従う。夜に長時間作業する使い方なら、端末の設定と揃えておくほうが切り替えを忘れずに済む。

新しいタブページから入る経路もある。新しいタブページの右下にあるChromeをカスタマイズをクリックして、デザインでテーマを変更を選ぶと、ギャラリーから選べるほか、画像をアップロードして自分の画像を背景にできる。

生成AIでテーマを作る機能も案内されているが、条件が付く。公開されている案内では、米国の利用者で18歳以上であること、そしてChromeでGoogleアカウントにログインしていることが必要とされている。テーマ、スタイル、ムード、色を選んで作成を押すと、生成に最大で10秒ほどかかる場合があるとされている。いまの時点では、日本で使える前提の機能として数えないほうがよい。

新しいタブページを決める

2つ目は新しいタブページになる。1日に何十回も開く画面なので、ここに何を出すかは意外に効く。

入口は同じで、新しいタブページの右下にあるChromeをカスタマイズを選ぶ。ここで触れる項目は3系統ある。

1つはショートカットだ。カスタムショートカットとよくアクセスするサイトのどちらかを選べて、ショートカットを表示の切り替えでまとめて消すこともできる。よくアクセスするサイトのままだと、直近で開いた画面が並ぶため意図しないものが出る場合がある。仕事で毎日開く5つか6つを固定したいなら、カスタムショートカットに切り替えるほうが安定する。並んでいるサイトのアイコンにカーソルを合わせ、右上のその他メニューからショートカットの編集か削除を選ぶと1件ずつ直せる。

2つ目は背景で、前の節のテーマと同じ画面になる。

3つ目はカードだ。カードをカスタマイズから、表示するものと表示しないものを選べる。新しいタブを開くたびに関係のない情報が並ぶのが気になる場合は、ここを空にする方向で整える。

ここまでの設定は、新しいタブを開いたときにしか関係しない。起動時に特定のページを開く設定は別の項目になるため、混ぜないほうが分かりやすい。ホームボタンを出したい場合は、設定のデザインにあるホームボタンを表示するをオンにして、新しいタブページかカスタムページのどちらを開くかを選ぶ形になる。

ツールバーを決める

3つ目のツールバーは、手数に直接効く場所になる。

手順は、設定を開いてデザインを選び、ツールバーのカスタマイズを選ぶ形だ。ここでツールバーに表示するボタンを選べる。すでにツールバーに固定しているボタンを右クリックして、ツールバーをカスタマイズを選ぶ経路でも同じ画面に入れる。既定に戻すこともできるため、試して合わなければ戻せる。

判断の基準は、1日に何回押すかだけでよい。週に1回しか押さないものは出さない。毎日押すものだけを出す。ボタンが多いと、目で探す時間が毎回かかるため、数が多いほど便利になるわけではない。

出す数を決めかねるときは、いったん全部外してから足す順番にすると決まりやすい。既定に戻せることが分かっているので、外す側の判断は軽い。1週間使って、探して見つからなかったボタンだけを戻す。戻さなかったものは、そもそも必要がなかったという結論になる。並べ方を紙に書き出して考えるより、この方法のほうが早く落ち着く。

同じ考え方は拡張機能のアイコンにも当てはまる。入れている拡張機能のうち、実際にクリックして使うものは限られる。設定を変えたときに1回押すだけのものは、固定を外して拡張機能のメニューの中に入れておけば足りる。

サイドパネルを使う場合も固定の考え方は同じになる。リーディングモードを毎日使うなら、サイドパネルの右上にあるツールバーに固定するを選ぶと呼び出しが1手で済む。

プロファイルで中身ごと分ける

4つ目のプロファイルが、実務でいちばん効く場所になる。

公式の説明では、プロファイルを使うとブックマーク、履歴、パスワードなどの情報をプロファイルごとに分離できるとされている。追加は、右上のプロフィールアイコンを選び、Chromeプロファイルを追加を選んで、名前、写真、テーマカラーを決める形になる。切り替えも同じアイコンから行う。Googleアカウントでログインしていれば設定はクラウドに保存され、他の端末からも使える。

効くのは、仕事用と私用でブックマークと履歴が混ざらなくなる点だ。テーマカラーを分けておくと、いまどちらの窓を見ているかが色で分かる。拡張機能もプロファイル単位で分けられるため、業務の画面でしか使わない道具を私用の側に入れない形にできる。

注意点は削除のときになる。プロファイルを削除すると、そのプロファイルのブックマーク、履歴、パスワードなどの設定がパソコンから削除されると案内されている。整理のつもりで消すと保存していた情報もまとめて消えるため、減らすのは拡張機能やブックマークの単位で行い、プロファイル自体は残す形が安全になる。

読む画面の設定を揃える

見た目と置き場所が決まったら、読む側の設定も揃えておくと疲れ方が変わる。

設定のデザインには、ページのズームとフォントサイズの2つのプルダウンがある。ページのズームは画像や動画も含めて全体を拡大縮小し、フォントサイズは文字の大きさだけを変える。同じ画面のフォントをカスタマイズを開くと、標準フォント、固定幅フォント、最小フォントサイズを個別に決められる。小さい注釈が読みにくいだけなら、全体を上げるより最小フォントサイズの下限を上げるほうが見た目を保てる。

長い記事を読む機会が多いなら、リーディングモードも選択肢になる。公式の説明では、リーディングモードでは別の書体とフォントサイズを選べるほか、文字や文の間隔を調整し、背景色を選べるとされている。これらの設定はサイドパネルで読むテキストにだけ当たり、Chromeの他の画面や通常のウェブサイトには当たらないと明記されている。サイト全体の見え方を変えずに、いま読む1本だけを読みやすくする道具になる。

拡張機能を足す前に決めること

カスタマイズの話は拡張機能に流れやすいが、足す前に1つ決めておくと後が楽になる。

Chromeは拡張機能ごとにサイトデータへのアクセス権を選べるようにしていて、選択肢は「拡張機能をクリックしたとき」「特定のサイト」「すべてのサイト」の3つになる。見た目を変える道具はページの中身に触るため、すべてのサイトを求めるものが多い。仕事で使う管理画面まで対象にする必要があるかを、入れる時点で決めておく。

もう1つは世代の確認になる。Chromeの拡張機能の仕様はManifest V2からManifest V3へ移され、2026年8月31日にはストアに残っていた古い仕様の拡張機能がすべて削除された。古い解説記事で名前が挙がっているものは、詳細画面の最終更新日を見て更新が続いているかを先に確かめる必要がある。

点検の場所も決めておく。設定のプライバシーとセキュリティにある安全チェックから安全チェックに移動を選ぶと、有害な可能性がある拡張機能、望ましくない可能性のある通知、使われていないサイトの権限などがまとめて洗い出される。月に1回通すだけで、入れたまま忘れたものが残り続ける状態を避けられる。

見た目を整えても残る部分

ここまでの4か所を触ると、1つの窓の中の並びは自分に合う形になる。残るのは、窓が1つしかないことによる詰まりになる。

同じサービスを2つのアカウントで使っている場合、プロファイルを分けても窓の切り替えは残る。仕事用のGmailと個人用のGmailを同時に見たいなら、プロファイルの切り替えではなく2つの窓を並べる形が必要になる。タブの見出しがほとんど同じ文字列になるため、探す時間も毎回かかる。倍率や消音の設定もドメイン単位で記憶されるので、同じサービスの中で役割が違う画面に別の設定を当てることはできない。

対象をタブから窓に移すと、ここが置き場所の問題に変わる。アプリを1枚のタブではなく1つの窓として置けば、名前ではなく置き場所で指定できる。Webアプリを窓の単位で分ける考え方はワークスペースに整理されている。アプリごとに独立したワークスペースを持たせると、仕事用と個人用のGmailが別の窓として同時にログインしたまま並ぶため、探す工程とログインの往復が消える。通知を1か所に集める形や、アプリごとに拡大率と消音を覚える形はできることに並んでいる。ターミナルを同じ窓の中に置いたまま作業する形はターミナルにある。

同じ方向の道具は複数あり、引き受ける範囲が違う。複数アカウントの分け方、通知の扱い、拡張機能の可否といった項目で並べたものがWaveboxとの比較とShiftとの比較にある。無料で使える範囲と有料になる線は料金で確かめられる。

順番としては、まずツールバーとプロファイルを整える。それで手数が足りるなら、ほかは要らない。整えても同じサービスの行き来が残るなら、そこで初めて置き場所の側を見る。見た目の設定と置き場所の設計を分けて考えると、どちらの手も無駄にならない。

よくある質問

Chromeで変えられる設定は、どこから見ていけばよいですか?

4か所に分けて見ると整理できます。見た目(テーマとモード)、新しいタブページ(背景・ショートカット・カード)、ツールバー(出すボタン)、プロファイル(ブックマークや履歴の分離)です。作業の手数に直接効くのはツールバーとプロファイルで、見た目は疲れ方には効きますが手数は減りません。時間をかける順番を逆にしないほうが効果が出ます。

テーマは端末ごとに変えられますか?

テーマはGoogleアカウントに保存されるため、同じアカウントでChromeにログインしていれば、どのパソコンでも同じテーマが表示されます。端末や用途ごとに見た目を分けたい場合は、プロファイルを追加して、プロファイルごとにテーマカラーを決める形にします。プロファイルの追加は右上のプロフィールアイコンからChromeプロファイルを追加を選びます。

ツールバーに出すボタンはどう選べばよいですか?

設定のデザインからツールバーのカスタマイズを開くと、表示するボタンを選べます。固定しているボタンを右クリックしてツールバーをカスタマイズを選ぶ経路でも同じ画面に入れます。判断は1日に何回押すかだけで足り、週1回しか押さないものは出さないほうが目で探す時間が減ります。既定に戻すこともできるため、試して合わなければ戻せます。

プロファイルを整理したいときに気をつけることはありますか?

削除の扱いです。プロファイルを削除すると、そのプロファイルのブックマーク、履歴、パスワードなどの設定がパソコンから削除されると案内されています。整理のつもりで消すと保存していた情報もまとめて消えます。減らすときは拡張機能やブックマークの単位で行い、プロファイル自体は残す形にしておくと後から困りません。

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