Macでアプリをダウンロードできないとき|確認する順番
mac アプリ ダウンロード できない、という訴えは1つの故障ではない。App Storeの「入手」を押しても何も起きない場合と、ダウンロードは終わったのに開けない場合と、途中で止まって進まない場合では、見る場所がまったく違う。仕事で使うアプリが入らないと手が止まるため、当てずっぽうに再起動を繰り返すよりも、症状を先に分けたほうが早く終わる。
この記事では、症状を5つに分けて、macOS 27の画面に出ている名前のまま、どこを順に開けばよいのかを示す。追加の道具は使わない。
MacBookでアプリがインストールできないとき、「何が原因なのか分からない」「どこから対処すればいいのか迷う」という人も多いと思います。この記事では、アプリがインストールできない時よくある原因とその対処法を整理しながら、実際に自分が試して解決できた方法をまとめています。 出典: note.com
症状を5つに切り分ける
同じ言葉で検索されている症状には、原因の層が違うものが混ざっている。どれに当てはまるかを決めてから設定を触ると、無駄な手数が減る。
1つ目は、App Storeの中で止まっている場合になる。「入手」や料金のボタンを押しても反応がない、ダウンロード中のまま進まない、「App Storeに接続できません」と出る。これはAppleのサービス側か、アカウントか、回線の問題になる。
2つ目は、支払いに引っかかっている場合になる。無料のアプリなのに止まる、「確認が必要です」と出る。未払いの注文金額が残っていると、無料のアプリでも先に進めない。
3つ目は、ダウンロードは終わっているのに開けない場合になる。ブラウザからdmgやpkgを取得して、ダブルクリックしたらブロックされた、というものになる。これはセキュリティの設定の話で、ダウンロード自体は成功している。
4つ目は、Macに追加する権限が無い場合になる。会社から支給された端末で、管理者が別の人になっていると、アプリの追加そのものが止められていることがある。
5つ目は、入ったのに見つからない場合になる。ダウンロードは終わり、インストールも終わっているが、どこに入ったのか分からずに「できていない」と判断している状態になる。
App Storeの中で止まっているときに見る順番
ここはAppleが順番を決めて公開している。上から順に当たるのが最短になる。
最初に確認するのは、Apple側の障害になる。Appleの「システム状況」のページに、自分の国や地域でApp Storeに一時的な障害が起きていないかが出る。ここに障害が出ている間は、手元で何をしても入らない。
次に、手動でのアップデートと再ダウンロードを試す。App Storeを開いて、アプリを手動でアップデートしてみる。それでも動かない場合は、購入履歴から再ダウンロードする。一度購入したアプリの再ダウンロードで、料金を二重に支払う必要はない。
3番目が支払いになる。注文金額が未払いのまま残っていると、ダウンロードが止まる。お支払い方法を変更して未払いを解消する。お支払い方法を変更できない事情があるときは、ギフトカードを引き換えて、その残高で未払いの注文金額を支払うこともできる。
4番目が再起動、5番目が別のネットワークになる。可能なら別の回線につないでみて、そちらで通るならネットワーク管理者かインターネットサービスプロバイダに状況を伝える。Appleの案内は最後にもう1つ添えている。
上記の手順をすべて試しても接続できない場合は、後でもう一度試してみてください。サービスが停止されてから間もない可能性があります。 出典: support.apple.com
なお、App Storeのアイコンが見つからないという場合は、Dockと、画面上部のアップルメニューの2か所を見る。Dockに無くても、アップルメニューから「App Store」を選べば開く。
ブロックされたアプリを開けるようにする
Web配布のアプリで多いのがこちらになる。ダウンロードは終わっているのに、ダブルクリックすると「お使いのMacを保護するために“アプリ名”がブロックされました。」と出て開けない。これはダウンロードの失敗ではなく、macOSが開発元を照合できなかったという意味になる。
開き方は決まっている。アップルメニューから「システム設定」を選び、サイドバーで「プライバシーとセキュリティ」をクリックする。下にスクロールする必要がある場合がある。「セキュリティ」に移動して「開く」をクリックし、続いて「このまま開く」をクリックする。ログインパスワードを入力して「OK」を押すと、そのアプリはセキュリティ設定の例外として登録され、次からは承認済みのアプリと同じようにダブルクリックで開けるようになる。
ここで見落としやすいのが時間の制限になる。「このまま開く」のボタンは、アプリを開こうとしたあとの約1時間だけ表示される。設定画面を先に開いても、そこにボタンは無い。順番は、まずアプリをダブルクリックしてブロックされ、それから設定を開く、になる。
同じ「プライバシーとセキュリティ」には「アプリケーションの実行許可」という項目があり、macOS 27では「App Store」と「App Storeと既知のデベロッパ」が選べる。ここを「App Store」だけにしていると、外部配布のアプリは例外登録の手順を踏むことになる。Appleは、すべてのアプリを許可する設定について、開発元が不明なマルウェアのリスクが高まると明記している。業務で使う端末なら「App Storeと既知のデベロッパ」のままにして、必要なアプリだけを例外として通すのが扱いやすい。
dmgとpkgで手順が変わる
Webから取得したファイルは、ディスクイメージ(dmg)とパッケージ(pkg)のどちらかが多い。Appleの案内は、「ダウンロード」フォルダでディスクイメージまたはパッケージファイルをダブルクリックし、インストーラが自動で開かないときはインストーラを開いて画面の指示に従う、という形になっている。
ここで止まる人が毎回はまるのが、dmgを開いただけで終わっている状態になる。dmgはディスクを1枚差した状態に近く、中のアプリを「アプリケーション」フォルダへ移すまでインストールは終わらない。デスクトップやダウンロードフォルダから起動したまま使っていると、次のmacOSのアップデートや整理のあとに消えたように見える。
いっぽうpkgは、実行するとインストーラが所定の場所へインストールしてくれる。どちらを配っているかは配布元によって違うので、開いた画面に「アプリケーションフォルダにドラッグ」という案内が出ているかどうかで見分けられる。
入らないアプリを何度も取得し直す前に、ディスクの空き容量も見ておく。ディスクイメージは展開先の容量も要るため、残りが数百MBしか無い状態では途中で止まる。空き容量は「システム設定」の「一般」から「ストレージ」を開くと、種類ごとの内訳とともに出る。アプリ本体よりも、書き出した動画や古いディスクイメージが場所を占めていることが多い。
配布元が同じアプリでも、AppleシリコンとIntelでファイルが分かれていることがある。取得したファイルが合っていないと、インストーラが途中で止まるか、入ったあとに起動しない。自分のMacがどちらかは、アップルメニューの「このMacについて」で分かる。どちらでも動く形(ユニバーサル)で配られている場合は、この確認は要らない。
追加する権限が無い場合と、macOSを上げた直後
権限の話は、設定を触っても解決しない。Appleの案内は簡潔になる。
Macの管理者でない場合は、管理者がアプリの使用を禁止していることがある。その場合はMacの管理者に連絡する。会社から支給された端末で、ソフトウェアの追加が情報システム部門の管理下にあるときは、ここで止まるのが正常な動作になる。
もう1つ、macOSの新しいバージョンを入れた直後に起きるものがある。古いアプリが起動しない、あるいは動かなくなったように見える場合は、アプリ側のアップデートか再インストールが必要になることがある。macOS 27へ上げた直後に「ダウンロードできない」と感じたときは、まずApp Storeのアップデート一覧と、配布元の対応状況を見る。
アプリを削除できないという逆向きの症状もある。Macで必要とされるアプリは削除できない。メール、ミュージック、ブック、メモ、ポッドキャスト、マップ、News、株価など、macOSによってインストールされている多くのアプリが含まれる。
入ったのに見つからないだけ、という場合
macOS 27で増えているのがこちらになる。インストールは終わっているのに、一覧の出し方が変わったため見つからず、失敗したと判断している状態になる。
macOS 27には、これまでのLaunchpadに代わって「アプリ」という名前のアプリが入っている。追加したばかりのアプリを探すときは、ここを開くか、Spotlightを使う。Spotlightは、Command+スペースバーで開き、アプリの名前を入力してReturnキーを押すだけで開く。検索の対象をアプリだけに絞りたいときは、Spotlightを開いてからCommand+1キーを押す。
Finderから確かめる手もある。Dockのアイコンをクリックし、Finderウインドウのサイドバーで「アプリケーション」をクリックすると、入っているアプリが一覧で出る。ここに無ければ、インストールは終わっていない。ここに有れば、入っているのに探せていなかったことになる。
App Storeから入れたはずのアプリがSpotlightにもFinderにも出てこない場合は、もう一度ダウンロードする。App Storeでそのアプリに「入手」や料金のボタンではなく「開く」や「アップデート」が出ているなら、購入済みかダウンロード済みの状態になる。
家族の誰かが買ったアプリを自分のMacに入れたい場合は、双方がファミリー共有を使っていることが前提になる。また、Appleシリコン搭載のMacでは、購入済みのiPhoneやiPad向けのアプリが使えることがあり、その場合もApp Storeから再ダウンロードする形になる。「買ったのに一覧に出ない」と感じたときは、購入したアカウントと、いまMacでサインインしているアカウントが同じかどうかを先に確かめる。
何度も同じ所で止まるときに変えること
ここまでは1本のアプリを入れる話になる。仕事で使う道具が増えるほど、入れる作業自体が定期的な手間になっていく。
そこで一度数えておくとよいのが、毎日開いているものの内訳になる。GmailやSlack、Notionのように、実体がWebサービスのものは、Macにインストールする対象ではない。ブラウザで開くものが半分以上を占めているなら、アプリの追加で解決する問題はもともと少ない。
Webサービス側の開き方を整える道具として、アプリごとに窓とログインを分けるブラウザがある。何ができるのかはできることのページに、アカウントを分ける仕組みはアプリごとに独立したワークスペースとしてワークスペースのページにまとまっている。手元で使っているサービスが対応しているかどうかは使えるアプリの一覧で確認できる。
導入の前に見ておく材料としては、費用の目安を載せた料金のページと、入れる前に迷いやすい点を集めたよくある質問のページがある。近い作りの他社製品との違いを並べたい場合はWaveboxとの比較のページが参考になる。
よくある質問
App Storeで「入手」を押しても何も起きません。どこから見ればよいですか?
まずAppleの「システム状況」のページで、App Storeに一時的な障害が出ていないかを確認してください。そのうえで、App Storeを開いて手動でのアップデートと購入履歴からの再ダウンロードを試し、次に未払いの注文金額が残っていないかを見ます。ここまでで動かなければ、Macの再起動と別のネットワークを試す順番になります。
無料のアプリなのに支払いの画面が出て進めません。
未払いの注文金額が残っていると、無料のアプリでもダウンロードが止まります。お支払い方法を変更して未払いを解消してください。お支払い方法を変更できない場合は、ギフトカードを引き換えて、その残高で未払いの注文金額を支払う方法も用意されています。
「Macを保護するためにブロックされました」と出たアプリは、どうすれば開けますか?
「システム設定」の「プライバシーとセキュリティ」を開き、「セキュリティ」に移動して「開く」をクリックし、「このまま開く」を押してログインパスワードを入力します。このボタンはアプリを開こうとしたあとの約1時間だけ表示されるため、先にアプリをダブルクリックしてブロックされてから設定を開いてください。
インストールしたはずのアプリが見つかりません。
macOS 27では、以前のLaunchpadに代わって「アプリ」という名前のアプリから一覧を開けます。Command+スペースバーでSpotlightを開き、名前を入力してReturnキーを押す方法も早いです。Finderのサイドバーで「アプリケーション」を開いて出てこない場合は、インストールが終わっていないので入れ直してください。