Macのデフォルトのアプリを変更する|リンクを開くアプリを統一する

mac デフォルト アプリで検索してたどり着く先は、実は1つの設定画面ではない。画像をダブルクリックしたときに開くアプリ、メールやチャットのリンクを踏んだときに開くブラウザ、サイトの「お問い合わせ」から起動するメールソフトは、それぞれ別の場所で決まっている。1か所だけ直して「変わらない」と感じるのは、たいてい別の場所を触っているからになる。

この記事では、macOS 27を前提に、どの種類のデフォルトがどこで決まるのかを分けて示す。そのうえで、変えたのに元に戻ってしまう場合に何が起きているのかも扱う。

Macで写真や動画などのメディアファイルを好みのアプリで開く場合、アプリアイコンにドラッグしているユーザーは多いのではないでしょうか。そこで今回は、デフォルトで開くアプリを変更する方法について紹介します。 出典: pc-koubou.jp

開く先が増えたぶん、決める場所も増えた

デフォルトのアプリという考え方が生まれたころ、1つの拡張子を開けるアプリは手元に1つか2つしかなかった。いまは同じPDFを開ける相手が「プレビュー」だけでなく、ブラウザ、書類管理アプリ、電子書籍アプリ、メモアプリと並ぶ。画像も、閲覧だけのアプリと編集までできるアプリが混ざる。選べる相手が増えたこと自体は利点だが、そのぶん「どれで開くか」を人が決める回数も増えた。

さらに厄介なのが、後から入れたアプリが自分を既定として名乗り出る点になる。多くのアプリは初回起動時に既定にするかを尋ねるか、断りなく一部の拡張子を引き受ける。何も操作していないのに開く先が変わったと感じるのは、たいていこの動きが原因になる。macOSにはどのアプリがどの種類のファイルを扱えるかを申告させる仕組みがあり、後から入ったアプリが候補として割り込む余地は常にある。

そのため、デフォルトのアプリの設定は一度決めて終わりにならない。アプリを入れるたびに崩れうるものとして扱い、崩れたときにどこを見ればよいかを覚えておくほうが現実的になる。この記事の残りは、その「どこを見るか」を種類ごとに分けて並べたものになる。

デフォルトは3か所に分かれている

先に全体の地図を持っておくと、探す時間が短くなる。macOSでデフォルトのアプリが決まる場所は、大きく3つになる。

1つ目はファイルの種類ごとの割り当てで、Finderの「情報を見る」で決める。PNGを「プレビュー」で開くか別の画像アプリで開くか、といった話がここに入る。

2つ目はウェブブラウザで、「システム設定」の「デスクトップとDock」にある「デフォルトのウェブブラウザ」で決める。メールやチャットの中のリンクを踏んだときに起動するのはこの設定になる。ファイルの種類とは別の扱いなので、htmlファイルの割り当てを変えてもリンクの動きは変わらない。

3つ目はメールで、「メール」アプリの設定にある「デフォルトメールソフト:」で決める。システム設定側を探し回っても見つからないのはこのためになる。サイト上の連絡先リンクを踏んだときに起動するのはここで指定したアプリになる。

この3つを混同したまま設定を触ると、変えたつもりが変わらない状態が続く。症状から場所を逆引きするなら、ダブルクリックの話は1つ目、リンクの話は2つ目、宛先が入った新規メールの話は3つ目になる。

1回だけ別のアプリで開く

恒久的に変えるべきかどうか迷うときは、まず一時的に開いて中身を確かめる。方法は4つ用意されている。

  • Finderまたは「Dock」にあるアプリのアイコンへファイルをドラッグする
  • ファイルをFinderで選択し、「ファイル」から「このアプリケーションで開く」を選んでアプリを選ぶ
  • Controlキーを押したままファイルをクリックし、「このアプリケーションで開く」を選んでアプリを選ぶ
  • アプリを開いて、「ファイル」から「開く」を選ぶ

この4つはどれも、その1回だけの動作になる。次にダブルクリックしたときは元のアプリに戻る。受け取った資料を安全に中身だけ見たい場合や、手元に2つの編集アプリがあってどちらが速いか比べたい場合は、この形で足りる。

逆に、毎回同じ操作を繰り返している自覚があるなら、恒久的な割り当てに変えたほうがよい。ドラッグで開く習慣は2手か3手かかるため、1日に何十回も開く種類のファイルでは差が積み上がる。

拡張子ごとに恒久的に変える

こちらが「デフォルトのアプリを変更する」と言われて多くの人が求めている操作になる。手順は決まっている。

DockのアイコンをクリックしてFinderウインドウを開き、対象のファイルを1つ選ぶ。「ファイル」から「情報を見る」を選ぶ。Controlキーを押したままファイルをクリックして「情報を見る」を選んでも同じになる。開いた「情報」ウインドウで「このアプリケーションで開く」の横にある三角をクリックし、ポップアップメニューからアプリを選ぶ。

ここまででは、選んだ1つのファイルだけが変わる。同じ種類のファイルすべてに効かせるには、続けて「すべてを変更」をクリックする。Appleはこの点をはっきり書いている。

注記: 選択したファイルのみ、そのアプリで開きたい場合は、「すべてを変更」をクリックしないでください。 出典: support.apple.com

「変更したのに次のファイルは元のアプリで開く」という相談のほとんどが、この1クリックの抜けになる。確認のダイアログが出るので、そこで「続ける」を押して確定する。

ファイルの種類は拡張子ごとに管理される。jpgを変えてもpngは変わらず、pdfを変えてもepubは変わらない。画像をまとめて別のアプリに寄せたい場合は、扱う拡張子の数だけ同じ操作を繰り返すことになる。

作業を始める前に、変える対象を書き出しておくと手戻りが減る。写真や画像なら jpg、jpeg、png、heic、gif、webp、書類なら pdf、docx、xlsx、csv、txt、動画なら mp4、mov のあたりが日常的に触る範囲になる。全部を一度に直す必要はなく、直近1週間で実際に開いたものだけに絞れば、たいてい5種類前後に収まる。

見落としやすいのが、圧縮ファイルとテキストファイルになる。zipは「アーカイブユーティリティ」が受け持っており、ここを別の解凍アプリに変えると、ダブルクリックでの展開先や挙動が変わる。拡張子の無いテキストファイルや、log や conf のような拡張子は、既定では「テキストエディット」に割り当てられていることが多く、コードを扱う人はここをエディタに向けると作業が速くなる。

ウェブブラウザとメールを変える

リンクの動きを決めるのはブラウザの設定になる。アップルメニューから「システム設定」を選び、サイドバーで「デスクトップとDock」をクリックする。「デフォルトのウェブブラウザ」のポップアップメニューに、Macに入っているブラウザが並ぶ。ここで選んだブラウザが、他のアプリの中のリンクを開く。

入れたばかりのブラウザが一覧に出てこない場合は、そのブラウザを一度起動してから設定を開き直す。起動していないアプリは候補に並ばないことがある。ブラウザ側が起動時に「デフォルトに設定しますか」と聞いてくる場合は、そこで承認しても結果は同じになる。

メールは「メール」アプリの側で決める。「メール」を開き、設定の「一般」にある「デフォルトメールソフト:」で選ぶ。Gmailをブラウザで使っていて、リンクを踏むと「メール」アプリが立ち上がってしまうという不満は、ここを別のアプリに変えるか、ブラウザ側でメールのリンクを引き受ける設定にすることで止まる。

カレンダーの招待やPDFのように、アプリが複数の役目を持つ種類もある。この場合は拡張子ごとの割り当てとブラウザの設定の両方を確かめる。片方だけ直すと、Finderからは新しいアプリで開き、メールの添付からは古いアプリで開く、という食い違いが残る。

変えたのに戻る、効かないときに見る場所

設定は通っているのに思ったとおりに動かない場合、原因はいくつかに絞れる。

1つは「すべてを変更」の押し忘れになる。前の節のとおり、押さなければ1つのファイルだけの設定で終わる。

2つは同じ種類を扱えるアプリが増えたことになる。新しいアプリを入れると、その種類のファイルの割り当てが書き換わることがある。心当たりのあるアプリを入れた直後に挙動が変わったなら、もう一度「情報を見る」から割り当て直す。

3つはアプリ側が対応していない場合になる。Appleは、特定のアプリでファイルを開くことができない場合について、そのファイルが破損しているか、そのアプリでは認識されない可能性があるとしている。別のアプリで開いてみて、そちらでも開かないならファイル側の問題になる。

4つは管理された端末という事情になる。会社から支給されたMacでは、構成プロファイルで既定のアプリが固定されていることがある。設定を変えてもログインのたびに戻る場合は、手元の操作では直らないため、管理している部門に状況を伝える。

5つは同じアプリが複数の場所にある場合になる。ダウンロードフォルダに残った古い版と「アプリケーション」フォルダに入れた新しい版が同時にある状態で割り当てると、次に開くのが意図していない版になることがある。割り当てる前に対象のアプリを1度起動し、アップルメニューの隣にあるアプリ名のメニューから「このアプリケーションについて」を開いて版を確かめておくと、取り違えが減る。

リンクを開く先が1つでは足りない場合

ここまでは「どのアプリで開くか」を1つに決める話になる。実務でつらくなるのは、正解が1つに決まらないときになる。

仕事用と個人用でGoogleアカウントを分けている場合、リンクを踏んだ先が常に同じブラウザの同じプロファイルだと、開いた画面が誤ったアカウントになる。会社を2つ掛け持ちしていれば、同じSlackやNotionに別々のアカウントでサインインする必要が出る。デフォルトのアプリという仕組みは、この「相手によって開き先を変えたい」という要求を扱わない。

ここを引き受けるのが、Webアプリごとに窓とサインインを分けるブラウザになる。何ができるのかはできることのページに、アカウントを分ける仕組みはアプリごとに独立したワークスペースとしてワークスペースのページにまとまっている。手元で使っているサービスが対応しているかどうかは使えるアプリの一覧で確認できる。

導入の前に見ておく材料としては、費用の目安を載せた料金のページと、迷いやすい点を集めたよくある質問のページがある。近い作りの他社製品との違いを並べて見たい場合はWaveboxとの比較のページが参考になる。

よくある質問

画像をダブルクリックしたときに開くアプリを変えたいです。どこで設定しますか?

Finderで対象のファイルを選び、「ファイル」から「情報を見る」を選びます。「このアプリケーションで開く」でアプリを選んだあと、「すべてを変更」をクリックしてください。ここを押さないと、選んだ1つのファイルだけの設定で終わります。拡張子ごとの管理なので、jpgとpngは別々に設定します。

メールの中のリンクを開くブラウザを変えたいのですが、設定が見つかりません。

「システム設定」でサイドバーの「デスクトップとDock」を開き、「デフォルトのウェブブラウザ」で選びます。ファイルの種類ごとの割り当てとは別の設定なので、Finderの「情報を見る」からは変えられません。入れたばかりのブラウザが候補に出ない場合は、一度そのブラウザを起動してから設定を開き直してください。

デフォルトのアプリを変えたのに、しばらくすると元に戻ります。

考えられるのは3つです。「すべてを変更」を押していない、同じ種類を扱える別のアプリを新しく入れて割り当てが書き換わった、会社支給の端末で構成プロファイルにより固定されている、のいずれかです。ログインのたびに戻る場合は端末を管理している部門に状況を伝えてください。

サイトの連絡先リンクを踏むと「メール」アプリが起動します。止められますか?

「メール」アプリを開き、設定の「一般」にある「デフォルトメールソフト:」を別のアプリに変えてください。GmailをWebで使っている場合は、ブラウザ側でメールのリンクを引き受ける設定にする方法もあります。どちらもMacの「システム設定」ではなく、アプリ側の設定になります。

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